エクセレント・カンパニー
トム・ピーターズ、ロバートウォーターマン(大前研一訳)「エクレセント・カンパニー」、英治出版(2003)
★★★★1/2
ビジネス書ではまれに見るベストセラー。巨匠「トム・ピーターズ」の出世作。
エクセレントカンパニーの条件は何か?他の企業がやっていないのに、エクセレントカンパニーだけがやっていることは何か?ベストプラクティスを示している。
20年前(1983年)の本であるが、英治出版により復刊された。拍手!
三菱重工に勤務していた時代に始めてよみ、大学院でもテキストとして読み、何度か読んだ。久しぶりに読んでみて思ったのは、今、成功している企業を見ると、このような特徴が見つからないなということだっだ。
多様化しているのかもしれない。一方で、トム・ピーターズがこの本を書いたのは大変なブレークスルーだと思うが、そのようなブレークスルーを生み出しそうなコンサルタントやジャーナリスト、学者がいないようにも思う。ドラッカーは別格としても、トム・ピーターズの時代にはブレークスルーと呼べる仕事をしているビジネスアドバイザー(グル)が何人かいる。
5年ほど前に「経営革命大全」という画期的な本が出版された。マネジメントの「グル」79名の大まかな業績を紹介した本だ。詳しくはこちらを読んでみてほしい。
このレベルの30代のビジネスアドバイザーというと、ぱっと思う浮かぶ人がいないのも事実である。ひょっとすると、MIcrosoft、Yahoo!、Amazon、DELLにはすごい原則が隠れているのかもしれない。
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