経営革命大全
ジョセフ・H. ボイエット、ジミー・T. ボイエット(金井壽宏、大川修二訳)「経営革命大全」、日本経済新聞社(1999)
お奨め度:★★★★
画期的な本だと思う。まずは、数。79名のグル(権威者)というのすごい数だ。これだけを取り上げながら、ばらつき感がなく、章ごとにまとまっている。
単にグルの主張の紹介ではなく、著者が問題を設定し、それに対してグルがどのような解決策を示しているかという視点から纏められていて、非常に現実の場面で役に立つ。とりあえず、困った問題に出会ったら、当該テーマの部分を読んで、役に立ちそうな説を展開しているグルを探し、その人の本を読んでみればいいからだ。
この本の問題点はドラッカー博士の扱いだろう。さまざまな分野で金字塔のような業績を残しているにもかかわらず、あまり、それがうまく扱えていないように思った。まあ、こういう枠を作ると明らかに別格だから仕方ないか、、、
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