人を活かし、組織を成長させる
Bill Curtis, Sally A. Miller, William E. Hefley(前田卓雄訳)「People CMM―人を生かし組織を成長させる能力成熟度モデル」、日刊工業新聞社(2003)
お奨め度:★★★1/2
people CMMは組織の人的能力を示す指標である。この考え方はちょっとわかりにくい点がある。個人の能力だけではなく、総体としての組織としての能力を問題にしている点である。つまり、個人に帰属する知識・スキルだけではなく、組織に帰属するプロセス能力を合わせて、人的組織の力として定義している。
people CMMは、米国では、IBM、インテルなど、いくつかのエクセレントカンパニーで活用されている。米国以外でも、例えば、インド最大IT企業であるタタ・コンサルタンシー・サービシズは、ソフトウェアCMMでレベル5、People CMMでレベル3を認定されている。
本書は、people CMMのガイドの翻訳。ケーススタディを交えてあるので実践的なイメージがつかめる。
問題は9千円という値段だ、、、マネージャーであれば思い切って購入する価値はあるかもしれない。
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目次
第1部 ピープルCMMの背景、考え方、体系、利用法(プロセス成熟度フレームワーク
ピープルCMMの概要
ピープルCMMのプロセスエリア
ピープルCMMのアーキテクチャ ほか)
第2部 ピープルCMMのプロセスエリア(管理されたレベル
定義されたレベル
予見可能なレベル
最適化するレベル)
第3部 付録
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