プロフェッショナル・シンキング
児玉 光雄 「プロフェッショナル・シンキング―松井秀喜・イチローに学ぶ」、二見書房(2004)
お奨め度:★★★1/3
好川塾プロフェッショナルコース「第2期」テキスト。
ビジネス論とスポーツ論は共通点が多い。特に、組織、リーダーシップといった部分では、かなり参考になる部分が多い。この本は、児玉 光雄氏がプロフェッショナリズムについてマリナーズのイチローとヤンキースの松井を取り上げていろいろな視点から分析している。
驚くことにイチローや松井の行動は、ドラッカーが知識労働者を念頭において展開しているプロフェッショナルのイメージに極めて近い。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
ドラッカーの著作は抽象度が高く、それが人気のひとつらしいが、ドラッカーの主張を手軽に知るのであれば、この本はお奨めである。
もちろん、ドラッカーとは無関係に、この本で展開されているプロフェッショナル論は秀逸であり、非常に読み応えがある。
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