【PMstyle Column:003】概念化能力とコンセプチュアルスキル
このところ、コンセプチュアルスキルという言葉が少しだけ浸透してきたような気がしています。
ロバーツ・カッツというハーバード大学の先生がマネジャーに必要なスキルとしてConceptual Skillを提唱したのが1955年です。
その後、日本でもこの概念は注目され、「概念化スキル」、「概念化能力」といった名で導入されるようになりました。僕が会社に入ったときには、概念化能力は将来に向けて身につけてほしいスキルの一つに入っていました。
とはいっても、日本は現場・現物の国で、かつ、時代的にはキャッチアップの時代だったため、物や仕組みをまねて改善すれば十分で、概念はあまり重視されず、能力開発も行われないままでした。