エクセレントへの旅(ファンが選ぶビジネス書22)
トム・ピーターズ(杉浦 茂樹訳)「エクセレントな仕事人になれ! 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163」、阪急コミュニケーションズ(2011)
お奨め度:★★★★★+α
※facebook記事「ディス・イズ・トム・ピーターズ」
トム・ピーターズ総集編な一冊。この本の原題は、「The Little BIG Things」。タイトルから分かるように、小さく大きなこと。
この本は内容を紹介しようとは思わない。トム・ピーターズの望むようにトイレで読んで欲しい。この記事は、読者の方にこの本を手に取っていただくことを目標に書く。
この本で真っ先に出てくるテーマは、「litte」である。
そこに真っ先に出てくるのは、トイレのきれいなレストラン。まえがきには、店内の乱雑なチェーン店が出てくる。レストランのトイレがきれい、店舗が乱雑であるというのはそれ自体は「小さな」ことである。しかし、経験価値マーケティングにおいては、この姿勢こそがマーケティングの中核をなす「大きな」問題である。
日本ではかつては、「おもてなし」という経験価値マーケティングの王道が自然に行われていた。そこに、数々の欧米流儀は入ってきて、だんだん、混乱をしてきた。
僕の技術士のクライアントの中小企業が、生産性向上を理由に、工場や事務所を自分たちでしていた掃除を外注するようになった。
面白いことに、1年くらい経つと、品質問題が絶えない企業になってしまった。トイレ掃除をする企業は業績がよいという「都市伝説」すらある。これが日本企業だった。まさに、Little BIG Thinksだ。
「little」から始まるこの本が、「エクセレントな仕事人になれ」というタイトルを付けられているには理由がある。エクセレントが彼の原点だからだ。1982年に出版された「エクセレント・カンパニー」という本がある。欧米はもちろん、日本でもベストセラーになった本だ。この本以来、彼はエクセレントについて語り続けている。
彼がエクセレントを好きな理由は「超・クール」だからだそうだ。
エクセレントは、クール
エクセレントは、元気がでる
エクセレントは、上昇気流とやる気の素
エクセレントは、ベットから起き出す価値のある何か
エクセレントは、健康的
エクセレントは、他の人々の役に立つ
エクセレントは、最悪の時期にも頑張る気にさせてくれる
エクセレントは、顧客をこちらに振り向かせ、とてつもない利益をもたらす
エクセレントは目標ではない。生き方や生き様であり、人生哲学である。彼のブログにこんな投稿があったそうだ。
エクセレント=できる人間になりたければ、
他人が思慮深いと思う以上に気を配れ
他人が安全と思う以上にリスクを冒せ
他人が現実的と思う以上に夢を見ろ
他人が可能と思う以上に期待せよ
彼は、そのとおりだという。
IBMの伝説の経営者、トム・ワトソンは「エクセレントになるにはどのくらい時間がかかるか」という質問に答えていった。
一分だ。この瞬間から「エクセレントでないことは絶対にしない」と誓いたまえ。上司や周囲からどんなに圧力がかかっても、決して妥協はするな。そうすればエクセレントな人間になれる。
ということで、この本でエクセレントへの旅をしてほしい。旅の地図を差し上げる。
旅の終わりは、BIG。引退ではない。今日という日のレガシーはなんだろうと考えることだ。
Little 小さなこと
Excellence エクセレント=デキる
Crisis 危機
Opportunity チャンス
Resilience 回復力
Self 自分
Others 他者
Connection コネクション=つながり
Attitude アティテュード=取り組む態度
Performance パフォーマンス
Work 仕事
Initiative イニシアティブ=攻めの姿勢
Leadership リーダーシップ
Words 言葉
Networking ネットワーク
Lunch ランチ
Yes イエス
No ノー=してはいけないこと
Customers 顧客
Action 行動
Change チェンジ=変革
Passion 情熱
Presence プレゼンス=存在感
Talent タレント=人材
People 従業員
Gender ジェンダー=社会における性
Innovation イノベーション=革新
Listening 聞く
Curiosity 好奇心
Learning 勉強
Time 時間
Design デザイン
Details ディテール=細部へのこだわり
Grunge 弊害
Enterprise 企業
Re-imagining 再イメージ化
Wow ワーオ!=心のときめき
Now ナウ=今こそすべて!
Impact インパクト=太く短く!
Success 成功
Big 大きなこと
そこに真っ先に出てくるのは、トイレのきれいなレストラン。まえがきには、店内の乱雑なチェーン店が出てくる。レストランのトイレがきれい、店舗が乱雑であるというのはそれ自体は「小さな」ことである。しかし、経験価値マーケティングにおいては、この姿勢こそがマーケティングの中核をなす「大きな」問題である。
日本ではかつては、「おもてなし」という経験価値マーケティングの王道が自然に行われていた。そこに、数々の欧米流儀は入ってきて、だんだん、混乱をしてきた。
僕の技術士のクライアントの中小企業が、生産性向上を理由に、工場や事務所を自分たちでしていた掃除を外注するようになった。
面白いことに、1年くらい経つと、品質問題が絶えない企業になってしまった。トイレ掃除をする企業は業績がよいという「都市伝説」すらある。これが日本企業だった。まさに、Little BIG Thinksだ。
「little」から始まるこの本が、「エクセレントな仕事人になれ」というタイトルを付けられているには理由がある。エクセレントが彼の原点だからだ。1982年に出版された「エクセレント・カンパニー」という本がある。欧米はもちろん、日本でもベストセラーになった本だ。この本以来、彼はエクセレントについて語り続けている。
彼がエクセレントを好きな理由は「超・クール」だからだそうだ。
エクセレントは、クール
エクセレントは、元気がでる
エクセレントは、上昇気流とやる気の素
エクセレントは、ベットから起き出す価値のある何か
エクセレントは、健康的
エクセレントは、他の人々の役に立つ
エクセレントは、最悪の時期にも頑張る気にさせてくれる
エクセレントは、顧客をこちらに振り向かせ、とてつもない利益をもたらす
エクセレントは目標ではない。生き方や生き様であり、人生哲学である。彼のブログにこんな投稿があったそうだ。
エクセレント=できる人間になりたければ、
他人が思慮深いと思う以上に気を配れ
他人が安全と思う以上にリスクを冒せ
他人が現実的と思う以上に夢を見ろ
他人が可能と思う以上に期待せよ
彼は、そのとおりだという。
IBMの伝説の経営者、トム・ワトソンは「エクセレントになるにはどのくらい時間がかかるか」という質問に答えていった。
一分だ。この瞬間から「エクセレントでないことは絶対にしない」と誓いたまえ。上司や周囲からどんなに圧力がかかっても、決して妥協はするな。そうすればエクセレントな人間になれる。
ということで、この本でエクセレントへの旅をしてほしい。旅の地図を差し上げる。
旅の終わりは、BIG。引退ではない。今日という日のレガシーはなんだろうと考えることだ。
Little 小さなこと
Excellence エクセレント=デキる
Crisis 危機
Opportunity チャンス
Resilience 回復力
Self 自分
Others 他者
Connection コネクション=つながり
Attitude アティテュード=取り組む態度
Performance パフォーマンス
Work 仕事
Initiative イニシアティブ=攻めの姿勢
Leadership リーダーシップ
Words 言葉
Networking ネットワーク
Lunch ランチ
Yes イエス
No ノー=してはいけないこと
Customers 顧客
Action 行動
Change チェンジ=変革
Passion 情熱
Presence プレゼンス=存在感
Talent タレント=人材
People 従業員
Gender ジェンダー=社会における性
Innovation イノベーション=革新
Listening 聞く
Curiosity 好奇心
Learning 勉強
Time 時間
Design デザイン
Details ディテール=細部へのこだわり
Grunge 弊害
Enterprise 企業
Re-imagining 再イメージ化
Wow ワーオ!=心のときめき
Now ナウ=今こそすべて!
Impact インパクト=太く短く!
Success 成功
Big 大きなこと
コメント