サカナの場作り、ネコのイノベーション【ほぼ日読書日記 2009年7月29日】
ほぼ、1日コンサル。仕事を終えた後で1冊。
もう10年前。「フィッシュ!」で独特の「場のマネジメント」理論を披露してくれたスティーヴン・ランディン博士のイノベーション論。今度はネコ。サザエさんの世界だな。
スティーヴン・ランディン(野口吉昭監修) 「キャッツ―ネコに学ぶ組織を変える「9つの教え」」、ティー・オーエンタテインメント(2009)
ネコを
・好奇心が旺盛
・自立しマイペース
・臨機応変
・賢い
・スマート
・哲学する
・客観的に見ている
といった特徴を持つネコはイノベーションを起こす可能性が高いという。
まあ、これはこれでそれなりに納得感があるし、スティーヴン・ランディンの言っていることだからそうなんだろうと思わないでもない。
が、ネコにはこういう見方もある。
「自己実現」に幻想を持たず、出世のためにあくせくせず。滅私奉公に背を向けつつも、得意分野には爪を磨く。
この本だ。
山本 直人「ネコ型社員の時代―自己実現幻想を超えて」、新潮社(2009)
犬でだめなことは共通しているが、微妙に違う。まさに、どちらに転ぶかはマネジメントにかかっている。
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