恋愛コミュニケーション本【ほぼ日読書日記 2009年6月13日】
書くのが遅くなってしまったが、土曜日に読んだ本。まず、これ。
久米 信行「がんばっているのに報われない人のための 「認められる!」技術」、日本実業出版社(2009)
恋愛コミュニケーション術の本だな、これは。
内容はかなり、高度だし、うまく体系化されているように思う。ベストセラーになったらしい前書「考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術」より、こちらの本の方がおもしろかったし、本としてもできがよいのではないか。
最初、太田先生の「承認欲求」の逆張り本かと思って読み始めたが、そうでもない。自己啓発書の中では、これまであまり無かったカテゴリーで、よい切り口の本だと思う。
このブログの開始以来、3番目に売れている本、アラン・コーエン博士と、デビッド・ブラッドフォード博士の書いた「影響力の法則」という本があるが、これをハウツーっぽく作るとこんな感じになるのではないだろうか。
ただ、この久米信行さんは、ハウツーでビジョンを書く術を持っていらっしゃる方で、この本も単なるハウツー本ということではない。
この先に何があるか楽しみだ。
もう一冊。
藤屋 伸二「図解で学ぶ ドラッカー入門」、日本能率協会マネジメントセンター(2009)
上田先生の「ドラッカー入門」書籍があるが、趣が違う。上田先生の本はドラッカーの思想を「伝える」ことに焦点が置かれているが、この本は「活用」に焦点が当てられているように思う。そのような視点からドラッカー思想の編集がされている。
ある意味で、実用書に仕立てられている。ドラッカーというと、洞察することに読む価値があるという人が多いが、こういう本があっても良いと思う。
それにつけても、ドラッカーは思想家なのだなあとつくづく思う。
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