【ほぼ日 読書日記】2009年3月5日
昨日(3月4日)は、本を読んだのに珍しく日記を書かなかった。タメ日記。
まず、昨日読んだ本。
D.Q.マキナニー(水谷 淳訳)「論理ノート」、ダイヤモンド社(2005)
セミナーの資料作りのために久しぶりにひもといた。やっぱりこの本はおもしろい。最近、やたらと軽いロジカルシンキングの本が目立つが、この本で書いてある程度の作法は押さえておく必要があるよなあ。
「風が吹けば桶屋が儲かる」のどこがおかしいかわからない人は、一度読んでみる価値あり。
もう一冊。すてきな本が出た。
首藤 明敏「ぶれない経営―ブランドを育てた8人のトップが語る」、ダイヤモンド社(2009)
博報堂系の関係会社の社長という立場もあるのかもしれないが、このラインナップはすごい。ラインナップだけで何を言いたいかわかる。
そのうち、紹介記事を書きたいが、僕的に圧倒的に印象に残ったのは一休の森社長の言葉。
お客様のニーズを追いかけるのではなく、環境の変化の中で常にお客様の訳に立つ会社であり続けたい。
すごすぎる言葉!座右の銘にしたい!
さて、今日。仕事を終えてから、一冊の本を読む。
小池 和男「日本産業社会の「神話」―経済自虐史観をただす」、日本経済新聞出版社(2009)
小池先生らしい傑作。日本の会社は、、、」とまことしやかに語られることを、独特のメトリクスを設定して検証している。この本もいずれ紹介したいと思うが、例えば、
日本人は会社人間、日本は集団主義
といったことをどんどん検証している。非常に小池先生らしい本だ。これを読んでいると、近頃の若いものは、、、というのが、単に年寄りの愚痴に過ぎないということがよくわかる。
サブタイトルが「経済自虐史観をただす」というとても気になるタイトル。結局のところ、蟻もしない、自虐観をあおり立てて、成長の原動力にしてきたということか、、、
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