【ほぼ日 読書日記】2008年11月16日
日曜日。1年くらい悩んでいたが、結局、iPodからウォークマンに戻った。iPhoneが期待はずれだったので、ようやく決心した。まだ、買っていないが近いうちに買う予定。
1979年にまだ、大学生だったころに発売されたウォークマンをバイトに精を出して買って以来、CD、メモリスディック、MD、HDDなどエポックになるモデルは必ず買ってきたディープなウォークマンファンだが、iPod touchに浮気しているうちに、初のワンセグモデルを買い逃した。まだ現役なので、1年経っているが買うかどうか、迷っている。
とりあえず、移行のためにHDDコンポを買って、午後は、CDを片っ端から録音。その間、ずっと本を読んでいた。
◎チップ・ハース、ダン・ハース「アイデアのちから」、日経BP社(2008)
「Made to Stick」の翻訳。こんなに早くでるなら、見慣れない単語に苦労しながら原書を読む必要はなかったな、、、
喜ばしいことです。この本はティッピング・ポイントの中の「記憶に粘る」をターゲットにして書かれたとのことだが、思いっきり残るなあ。
・マルコム・グラッドウェル(高橋 啓訳)「ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか」、飛鳥新社(2000)
この本を呼んでみたくなって、書庫から引っ張り出してきて読破。「Made to Stick」の方はまた、ゆっくりと読んで、紹介記事を書こう。
ティッピング・ポイントを本を読んでいたら、
◎内田 和成「スパークする思考 右脳発想の独創力」、角川グループパブリッシング(2008)
を読みたくなってアマゾンの箱を開けて取り出して読んだ。最近は積読も、アマゾンの箱を積読になってる。
【感想】
やっぱ、内田さんはすごい。その一言に尽きる。もちろん、紹介記事かく。
○小倉弘「あたりまえだけどなかなかつくれないチームのルール」、明日香出版社(2008)
【感想】
チームマネジメントがこのシリーズに合うというのは良く分かった。中小企業の社長がよく、どこかの講演会で聞いてきたり、何かの本で読んだ話をいいところ取りをしてやろうとする。熱意は買うが、だいたい、混乱する。それと同じような危険なにおいのする本だ。
悪い本ではないので、取り扱い注意ってところ。
○Eric Verzuh"The Fast Forward MBA in Project Management(Portable Mba Series),3ed"、John Wiley & Sons Inc(2008)
【感想】
原書の紹介をしてほ、ほとんど売れないので、原則しないことにしている。原書を買う人はこの日記をぜひ読んでって。
この本も早くも第3版。だんだん、充実してきた。PMBOKと同じく、倍々になって、ついに500ページになった。ビジネスマン向けのプロジェクトマネジメントの解説書としてはピカ一。Complete IDIOT's Guide(邦訳「世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント」)もいいけど、やっぱ、こっちの方がいいね。翻訳の企画でもしようかな。。
○Johanna Rothman (でびあんぐる訳)「Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント」、オーム社(2008)
【感想】
プログラマ向けのプロジェクトマネジメントの本。ある人から推薦してもらった本。このブログを読んでいると思うのでブログ上でコメント。ほかの人は意味わかんないと思う。すまん。
確かに、いろいろな分野で現場マネジメントの参考になるし、プラクティスの発見はあると思う。ただ、あなたの言っていたことはあまり感じなかった。工房とプログラムの現場は違うんじゃないの。
同じ問題意識の人に3人ほど紹介したので、その人たちの意見も聞いてみる(2人は読んでくれると思う)。
フローってはやりだしてるのかな?フローといえば、天外伺朗さんの専売特許化と思っていたが、ビジネス書でも見かけだしたので、ちょっと手を出してみた。まずは、気分のいいときに読もうと思って置いていた本を読んだ。
○M.チクセントミハイ(大森弘訳)「フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい」、世界思想社教学社(2008)
【感想】
「喜びの現象学」をビジネス(マネジメント)に持ち込むとこうなるか?どこに線を引くかが難しいなあ。ビジネスに踏み込みすぎて、なんだか、底が浅いものになっているような気がする。お し い !その点では、スマントラ・ゴシャールの「意志力革命」が手本だな。
・ハイケ・ブルック、スマントラ・ゴシャール(野田 智義訳)「意志力革命 目的達成への行動プログラム」、ランダムハウス講談社 (2005)
で、本屋で見つけて、一瞬、何の本だか分からなかった。っていうか、キャッシュフロー経営の本だと思ってしまった。中を開いて分かった。
◎辻 秀一 「フロー・カンパニー“飛躍し続ける個人と組織に生まれ変わる法則"」、ビジネス社(2008)
【感想】
ビジネス社からのこのタイトルの本が出たことを素直に評価したい。内容は何を基準にするかによっていろいろな評価ができると思う。フローなどという言葉を使わずに、同じようなことを書いた本も結構ある。僕はフローという言葉を使ったことを素直に評価したいと思う。紹介記事書きます。
ということで、長くなったが、今日はおしまい。今週一週間、がんばろう!
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