「BADLUCK」を買収したいと言ったホリエモン
「夢をかなえるゾウ」で一躍ミリオンセラー作家になった水野敬也氏。こういう本が100万部売れること自体驚きだ。テレビドラマ化も決まったそうだ。TVや雑誌インタビューにも登場し、一躍時の人になった水野敬也氏の話を聞いていると、なるほどと思わせる。「夢をかなえるゾウ」はよい本というより、敢えて「よくできた本」だといいたい。
さて、このコラムで書きたいのは、「夢をかなえるゾウ」のことではない。水野敬也氏のデビュー作となる「バッドラック」という本をご存じだろうか?
悪戯好きの神が平凡な会社員アレックスを不幸にしようとする。クビ、暴力、火事、そして死…。人生最悪の一日を、しかし彼はとんでもない前向きさで笑いながら過ごしていく。
というストーリーのポジティブシンキングの本だ。この本、2005年に出版された。そして、この本には、ホリエモンこと、堀江貴文氏の
「今年一番買収したい本」
というコピーがついている。
この本のアマゾンのレビューを見ていると非常に面白いのだが、「夢をかなえるゾウ」が出版されてから、「バッドラック」の評価が下がっている。確かに、多くの人がレビューに書いているとおり、完成度が違うのだ。僕自身、この本は読んだが、ブログにも取り上げなかった。だた、ホリエモンのコピーだけが印象に残っていた。
荒削りの宝石の価値を見抜く。まさに、慧眼である。
残念ながら、堀江貴文氏は活動を自粛しているようで、そのあとの水野氏の「夢をかなえるゾウ」のミリオンセラーをどう思っているか知る余地もないが、「バッドラック」に将来のミリオンセラー作家のにおいを感じたとすれば、それが堀江貴文という人物の本質ではないだろうか?
はやく、すっきりして新しい活動に取り組んでほしいものだ。
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