すごい考え方
ハワード・ゴールドマン(松林博文訳)「すごい考え方」、中経出版(2005)
お奨め度:★★★★
ハワード・ゴールドマンの代表作。
言葉にこだわり、普段、何気なく使っている言葉が、思考を制限し、人生に悪い影響を与えていることを指摘し、どのように表現すれば、考え方が変わっていくかを指南してくれる本である。
例えば、「誰かが悪い、自分は正しい」といつも言っていないかを考える。すると、責任転嫁をしないという考え方が身に付く。
ある意味で行動習慣を身につけることで思考習慣が変わるという話に似ているが、言葉に注目するというのは振り返りが容易で、とてもよいと思う。
読んでみると、確かにそういう面はあるなと思わせる本である。
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目次
第1章[OS] あなたはどんな「言葉」を使っていますか
第2章[言葉] 未来語を使う、可能性を語る
第3章[雰囲気] どのように話すか、どのように聞くか
第4章[目標] 「~しよう」ではなく「~する」と宣言する
第5章[問題抽出] 「誰かが悪い、自分は正しい」といつも言っていないか
第6章[アクションプラン] 「誰が何に対して責任を持ちますか?」
第7章[戦略ボード] 「私は~します。あなたには~してほしいのですが」
第8章[問題解決] アイディア出しのときに「投票」をしてはいけない
第9章[プロジェクト] 「うまくいってますか? 道を外れていませんか?」
第10章[コーチング]「いいアドバイスをしたんだけど……」はコーチングではない
第11章[コミュニケーション] すごい会議はこうして生まれる
第12章[サイクル] 「君ならぴったりのトマトを探せるはずだ」
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