知識コミュニティにおける経営
R.H.バックマン(日本ナレッジ・マネジメント学会翻訳委員会訳)「知識コミュニティにおける経営」、シュプリンガー・フェアラーク東京(2005)
お奨め度:★★★★
米バックマン・ラボラトリーズ元会長によるナレッジ・マネジメントの解説書である。興味深いのは、ナレッジマネジメントの解説をしているのだが、単に仕組みやナレッジマネジメントの方法論の話にとどまらず、ナレッジコミュニティを経営するという視点から話を展開している。このため、バーチャルチームの話なども出てくる。もちろん、内容的には自社(化学メーカ)の事例であるので、説得力はある。
プロジェクトをナレッジコミュニティとして運営していきたいという方向性を考えているマネージャーにとってはこの上ない参考書になるだろう。
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