【PMスタイル考】第149話:プロジェクトマネジメントにおける主観や直観の活かし方
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◆プロジェクトコンセプト=目的+目標
前回のPMスタイル考では、客観/論理では新しいものは生まれない、直観や主観が必要であるということを述べた。今回はもう少しこの議論を深めて、どういう目標設定をすれば直観や主観を活かしたプロジェクト活動に展開していけるのかを考えてみたい。
プロジェクトには目的と目標がある。コンセプチュアルプロジェクトマネジメントの考え方では、その上位に戦略があり、戦略実行に貢献するためにプロジェクトを実施する。その際に、どのようなプロジェクトとして実施していくかをコンセプトとして考えていく。言い換えると、戦略実行にどのように貢献していくかがプロジェクトコンセプトになる。
プロジェクトコンセプトを決めた上で、プロジェクトの目的や目標に落とし込んでいくいう流れが基本であるが、実際には目的や目標と行き来しながらコンセプトを固めていくことが多い。つまり、
プロジェクトコンセプト=目的(意義)+目標
と考えてコンセプトを決めていくことが多い。プロジェクトの役割分担で考えると
コンセプト:プロジェクトスポンサー
目的:プロジェクトマネジャー
目標:チームリーダー
という分担が基本になる。