PMstyle 2025年9月~12月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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2013年5月 2日 (木)

【プロデューサーの本棚】フェイスブック時代のオープン企業戦略

402330929X シャーリーン・リー(村井章子訳)「フェイスブック時代のオープン企業戦略」、朝日新聞出版(2011)

顧 客に対しても、社内においても、オープン戦略が取られ始めている。まだ、大きなうねりになっているとまではいかないが、止まる流れではない。特に、 Twitter、facebookの急速な普及は、この流れを加速すると見られている。そのような中で、組織やリーダーシップはどうあるべきかを論じた一 冊。原題は、35ドル支払ったオンライン調査で圧倒的に人気だった「オープンリーダーシップ」だった。微妙な邦題だが、基本的にはオープンリーダーシップ の本である。

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【プロデューサーの本棚】学習する組織――システム思考で未来を創造する

4862761011 ピーター・センゲ(枝廣 淳子、小田 理一郎、中小路 佳代子訳)「学習する組織――システム思考で未来を創造する」英治出版(2011)

ビジネス書の杜10年間でもっとも売れた書籍、ピーター・センゲのFifth Disciplineの第2版の邦訳。20年前に出版された第1版と較べると、より哲学的になり、より具体的になってきたような印象がある。第1版を読ん だときには、かなり衝撃的だった。しかし、第2版を改めて読んでみると、断片的には常識だと思えるような部分が数多くあるのが印象的だった。この20年間 のセンゲの活動の成果であり、マネジメントに対する常識の変化なのだろう。

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【プロデューサーの本棚】守りつつ攻める企業 ―BCG流「攻守のサイクル」マネジメント

4492521933井上潤吾「守りつつ攻める企業 ―BCG流「攻守のサイクル」マネジメント」、東洋経済新報社(2011)

イノベーションマネジメントの入門書としてぜひ読んで欲しい本。BCG(ボストンコンサルティンググループ)に所属する著者がBCG流のフレームワークをベースに、一般的に書いているので、ツールがなくても使えるフレームワーク。

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【プロデューサーの本棚】ザ・チーム~日本の一番大きな問題を解く)

4822249247齋藤ウィリアム浩幸「ザ・チーム (日本の一番大きな問題を解く) 」、日経BP社(2012)

米国で起業に成功し、日本に活動拠点を移し、影響を与えている齋藤ウィリアム浩幸が、日本のもっとも重大な問題は、グループは作るがチームが不在なことだと指摘し、この問題の指摘と解決策を、自分のキャリア上の経験を紹介することにより、述べた一冊。

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2013年4月24日 (水)

PMstyle「コンセプチュアルスキル研究会」発足のお知らせ

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。こんにちは。

Conceptual3 PMstyleでは、コンセプチュアルスキルの一層の普及やスキルレベルの向上を目指して、コンセプチュアルスキル研究会を発足します。

研究会の目的は

(1)コンセプチュアルスキルの啓蒙
(2)コンセプチュアルスキルトレーニング方法の議論とツールキット開発

の2つです。研究会の種類は

オンライン研究会:facebookの非公開グループ上で活動
オフライン研究会:定期ミーティング1ヶ月1回程度を予定

を設けます。

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【告知】コンセプチュアル時代のリーダーとしての持論を持ちませんか

Jiron PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

先日、ダニエル・ピンクの「ハイ・コンセプト」が話題になって、読み直してみました。

ダニエル・ピンクは「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」(原書は「A Whole New Mind」)の中で、

「知識時代」から、「コンセプチュアル時代(Conceptual Age)」

へのシフトを指摘しています。

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2013年4月22日 (月)

【コンセプチュアルスタイル考】第1話:コンセプチュアルスキルの時代

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Conceptual2 ◆抽象的であることは悪いこと?!

抽象的とか、概念的という言葉を辞書で調べてみると、

「いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま」

という本来の意味と同時に、

「頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま」

という説明がのっています。何冊か辞書を調べてみましたが、二番目の説明は必ず乗っいます。これだとまだ、客観的な表現だといえなくもないですが、インターネット辞書には、「事物を観念によって一面的にとらえ、実際の有り様から遠ざかっているさま」といった説明をしているものもありました。この表現は明らかに好ましくないと言っていますね。

観念というのは一般には(具体的)事実に基づかないことを意味しますし、一面的という言葉も抽象的であることとは無関係な言葉です。従って、説明としてもおかしいわけですが、日本人は、概念的であることを好ましくないこととしてとらえます。企業でキャリアの浅い人たちと話をしていると、一番目の意味より、二番目の意味の方が浸透しているのではないかと思うことすらあります。

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2013年4月21日 (日)

【書籍プレゼント】「実行に効く計画の技術」

4798127965 「PMstyleプロデュースブログ」では2回目になる書籍プレゼントです。ビジネス書の杜との共同企画です。

今回のプレゼントは、浦正樹さんの「「実行」に効く計画の技術」で、ご本人のご厚意によるプレゼントです。読んだ人からの評価は非常に高い本です。たとえば、某ITベンダーでプロジェクトマネジャーをされている方は、

「サクッと読めてストンと腹に落ちてパッと実行に適用できる,良書です.」

という評価をくださいました。

この本のプロデュースをしたのは、翔泳社で「イノベーションのジレンマ」を手がけられたり、PMマガジンを創刊された僕の尊敬する編集者ですが、彼はこの本をバーバラ・ミントの名著「考える技術・書く技術」の類書として企画されたそうです。彼がいうには、考える技術や書く技術があるように、計画する技術もあるだろうということで、そのコンセプトに応えて浦さんが書かれた本です。ぜひ、本書を読んで、計画する技術を習得してください。

プレゼントの応募はこちらからできます。

【書籍プレゼント】「実行に効く計画の技術」応募ページ

なお、PMstyleでは、7月10日に本書をテキストとしたセミナーを開催します。講師はもちろん、著者の浦さんです。さらに計画の技術を高めたい人は、ぜひ、ご参加ください。

「計画力講座」
http://pmstyle.biz/smn/how_to_plan.htm

2013年4月12日 (金)

PMstyle2013 コンセプト

2013年度のPMstyleのコンセプトです。

Concetp2013.pdfをダウンロード

【プロデューサーの本棚】ワイドレンズ: 成功できなかったイノベーションの死角

4492502459 ロン アドナー(清水 勝彦訳)「ワイドレンズ: 成功できなかったイノベーションの死角」東洋経済新報社(2013)

紙版><Kindle版

久しぶりにイノベーションマネジメントで興奮する本を読んだ。本書は、画期的な製品開発が成功しないケースのある理由として、エコシステム(生態 系)を無視していることにあるとし、その回避のためのツール「ワイドレンズ」を示している。この本で説明されているいくつかのケースは、クリステンセン博 士の「イノベーションのジレンマ」に出てくるハードディスクのケースくらいのインパクトがあった。

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