【プロデューサーの走り書き(1)】:お家騒動がもたらしたトレードオフ
新幹線の隣に席に座っている人が「一澤帆布」のラベルのついた新しいバックを持っていたので、「おっ」と思い、さっそくググってみた。帆布ファッションの草分けの「一澤帆布」をめぐる10年のお家騒動は完全決着したようだ。
一澤信三郎帆布が、一澤帆布の店舗に戻り、一澤帆布の商品も復活させているとのこと。現在の一澤帆布のホームページはこんな感じになっている。
成り行きとはいえ、微妙だなあ。
相続をめぐる本家、分家の暖簾争いは京都のお家外のようなものだが、このパターンは珍しいのではないだろうか?相続騒動がおこらなければ、「一澤帆布」から、別のブランドが生まれることはなかったようにも思う?
一澤信三郎帆布は結構人気があるらしい。ただ、これから、「一澤帆布」はCoachと同じような道をたどるような気がする。
「トレード・オフ」を書いたケビン・メイニーなら「一澤帆布」をどのように評価するのだろうか?
(2011年9月4日)
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