【プロデューサーの本棚】組織開発の基本
リサ・ヘインバーグ(川口大輔訳)「組織開発の基本~組織を変革するための基本的理論と実践法の体系的ガイド~ (ASTDグローバルベーシックシリーズ) 」、ヒューマンバリュー(2012)
ホールシステムアプローチの普及をさせたといっても過言ではない、ヒューマンバリューからの新しいシリーズ。ASTDグローバルベーシックシリーズ。
とりあえず、1冊、目を通してみた。
ホールシステムアプローチの普及をさせたといっても過言ではない、ヒューマンバリューからの新しいシリーズ。ASTDグローバルベーシックシリーズ。
とりあえず、1冊、目を通してみた。
この本では、組織開発を
・システムシンキング
・行動科学
・バリュー
の3つの構成要素でとらえ、バリューとしては
・エンゲージメント
・人間関係
・オーセンティシティー
・インクルージョン
・学習を促す環境
・リスペクト
・エンパワーメント
・柔軟性
・プロアクティビリティ
の9つとしている。システムシンキングでは、組織の中のシステムを
・構造
・文化
・プロセス
・プラクティス
・ゴール
・組織の測定尺度
・コミュニケーションと意思決定のプロセス
・テクノロジー
・ワークフロー
・スキル
・マネジメントの実践
などの要素について考えるべきだとしている。また、行動科学では
・クルト・レヴィン
・ダグラス・マクレガー
・レンシス・リッカート
・リチャード・ベッカード
・ウィルフレッド・ビオン
・エドガー・シャイン
・ウォレン・ベニス
・クリス・アージリス
などの理論に注目している。
基礎なので、これ一冊では心もとないが、とりあえず、企画をするに必要な知識は得られる。
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