コラム「プロジェクトマネジメントとは(2)」
前回、さまざまな問題が動く中で、QCDSの目標を達成するために管理だけではだめで、プロジェクトマネジメントが必要であるという話をした。今回はマネジメントとは何かという話から入りたい。
マネジメントの誤ったイメージとして、何か(課題)を実現したい時に魔法の杖のような手法があり、それをすればうまくいくというイメージがある。ボクシングでいえば、幻の右ストレートで一撃といったイメージである。これは誤解だ。
むしろ、課題を実現するために、手を変え、品を変え、何とかして課題を解決していくというイメージが適切だ。ボクシングでいえば、ジャブやストレートなどのいろいろなパンチを繰り出し、最後に相手を倒すというイメージである。
さて、マネジメントとは、さまざまなパンチで、QCDSを計画通りに持っていくことだと例えると、パンチに当たるのは何だろうか?
これがリスクマネジメントであり、調達マネジメントであり、コミュニケーションマネジメントなどのマネジメント手法である。また、チームマネジメントやステークホルダマネジメントも役立つだろう。
このようなハードなマネジメント手法だけではない。リーダーシップ、ネゴシエーション、メンタリングといったいわゆるヒューマンソフトマネジメントも大いに役立つ。
つまり、このようなさまざまなマネジメント手法、ソフトマネジメントを駆使して、いろいろな併せ技で目標とするQCDSを達成するのがプロジェクトマネジメントなのだ。つまり、パンチの種類を増やせば増やすほど、プロジェクトの成功の確率は高くなる。
ただし、ここで気に留めておきたいことが2つある。
◆関連セミナーURL
プロジェクトと成功させるリーダーのマインドとスキルを知る
http://www.pmos.jp/juku/regular/pmp-style.htm
プロジェクトを成功させる10のベストプラクティス
http://www.pmos.jp/juku/regular/pmp-practice.htm
◆関連コラム
・プロジェクトマネジメントとは(1)
https://mat.lekumo.biz/pmstyle/2005/05/post_6854.html
・プロジェクトマネジメントとは(3)
コメント