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2017年9月

2017年9月27日 (水)

【コンセプチュアルスタイル考】第36話:PMOのためのコンセプチュアルスキル

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9984019/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Pmo_3◆PMOのタイプ

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は

(1)事務局型(プロジェクトオフィス)
(2)標準化型
(3)問題解決型
(4)戦略実行型

の4つに分けることができます。

(4)に近づくほど複雑な問題の解決をすることになりますので、(1)→(4)を成長とみる向きもあるようですが、プロジェクト形態のニーズとの兼ね合いもあるので、一概に(4)に向かうべきだとは言えません。また、(3)、(4)を役割を持ちながら、(1)や(2)を同時に持つこともありえます。

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2017年9月22日 (金)

【コンセプチュアルスキル講座気まぐれコラム(19)】洞察力と応用力を身につけ、生産性と創造性を両立しよう!!

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/kimagure

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Creative

◆生産性の向上方法

一般的に生産性と創造性は相反するものだと考えられています。

確かに生産性向上を無駄を削るという方法だけで実現しようとすると、創造的なことをやるというのは矛盾してしまいます。

しかし、生産性向上の方法はもう少し広く考えることができます。つまり、無駄を削減する以外に

・価値を向上する

という方法があります。

例えば、100万円で売る商品を作るのに100時間かかっているとします。この仕事の生産性を倍にしようと思えば、まず50時間で作るという方法があります。もう一つの方法として、100時間で200万円で売れる商品を創るという方法もあります。

前者はプロセスの無駄を削ることによって実現していきます。現実的には継続的な改善を続けているので半分というのは難しいかもしれませんが、そのような場合には、プロセスそのものを見直し、実現を目指すことになります。いわゆるプロセスイノベーションです。

後者は商品の機能を新しくしたり、あるいは商品のコンセプトを変え、商品として別物にすることによって実現していきます。これが一般的なイノベーションのイメージです。

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2017年9月12日 (火)

【PMスタイル考】第128話:なぜ、コンセプトは重要か

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9747239/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Concept3_2

◆まず、モノありき

日本ではモノを重視する。決めごとをするのに、まず、モノの存在がある。

ここから始まっているので、製品コンセプトやプロジェクトのコンセプト(目的)を考える場合、「後づけ」になる。つまり、固定的なモノのイメージがあってそこからコンセプトや目的を考え、そこで終わるので、非常に限定的なイメージになる。

ここでモノといっているのはハードだけではない。ソフトウエアも含めて、「作る」モノすべてだ。今、生産性が問題になっているサービスもモノとして扱っている場合が少なくない。

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2017年9月 9日 (土)

【お知らせ】「コンセプチュアルスキル」に関する説明会

9月~10月にかけて、PMstyleでコンセプチュアルスキルに関する説明会を2件、行います。

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ご関心があれば、ご参加ください。

1件はPMO向け説明会で、もう1件はコンセプチュアルスキル講座の説明会です。

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2017年9月 8日 (金)

【コンセプチュアルスキル講座】2017年度下期~コンセプチュアルスキルでVUCAに対応する

2017年1月に日本経済新聞出版社より、PMstyleで展開しているコンセプチュアルスキルの基本を解説した「コンセプチュアル思考」を出版しました。また、8月には日経BP社から「「コンセプト力」でプロジェクトを動かす」という書籍を出版しました。

2017年度下期は、これらの書籍を中心に展開していく計画です。

2017年のコンセプチュアルスキル講座は、

(1)基本
(2)思考
(3)行動
(4)業務

の4分野です。

下期の特記事項としては、一つは「コンセプチュアルプロジェクトマネジメント」を全面改訂し、新講座として「「コンセプト力」でプロジェクトを動かす」を新たに設置したことです。以前、「コンセプチュアルプロジェクトマネジメント」講座を受講された方にもお勧めしたい講座です。

また、下期は兼ねてよりご要望のありました関西(大阪)で、基本講座をトライアル開催することになりました。下期に開催するのは従来から開催していた「クリティカルシンキング」に加えて以下の2講座になります。受講をご検討いただけましたら幸いです。

・コンセプチュアルスキル入門(2018年 01月 23日(火))
・コンセプチュアル思考(2018年 02月 21日(水))

全体のプログラムは以下ののようになっています。

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※診断スコアはコンセプチュアルスキル診断の結果です。こちらから実施できます。

http://pmstyle.biz/cncpt/conceptual_shindan.htm

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2017年9月 1日 (金)

【コンセプチュアルスキル講座】新刊のご案内~コンセプチュアル思考/「コンセプト力」でプロジェクトを動かす

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

今年、コンセプチュアルスキルの本を2冊出版しました。今日は、これらについてご紹介します。


◆「コンセプチュアル思考」

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1冊はコンセプチュアル思考に関する本です。

好川 哲人「コンセプチュアル思考」、 日本経済新聞出版社(2017)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532320623/opc-22/ref=nosim

コンセプチュアル思考は

(1)イメージで大雑把に物事を捉えた上で、そのイメージを定量的に説明することによりイメージを明確にする大局と分析軸

(2)現実の現象を抽象化し、抽象的に思考(問題解決や意思決定)を行い、その結果を複数の具体的な事象や行動に落とし込む抽象と具象軸

(3)自身の価値感に基づき思考を行い、その結果について第三者的な視点から妥当性を検証・調整する主観と客観軸

(4)直観的に判断をした結果に対して論理的根拠を構成し、論理で得られた結果の妥当性を直観的に判断する直観と論理軸

(5)長期スパンの思考と短期スパンの思考を行う長期と短期軸

の5つの軸を使って、概念と形象の世界を行き来する思考法です。この本では、簡単な例を示しながら、コンセプチュアル思考の方法を説明しています。

本書を読めば、コンセプチュアル思考が理解でき、実務の中で活用できるようになります。すべてのビジネスマンに読んでいただきたい1冊です。


◆「「コンセプト力」でプロジェクトを動かす」

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2冊目は、コンセプチュアル思考を使って、プロジェクトマネジメントを行う方法について述べた本です。

好川哲人「「コンセプト力」でプロジェクトを動かす」、日経BP社(2017)


https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482225948X/opc-22/ref=nosim

この本では、前半はプロジェクト(マネジメント)においてコンセプチュアル思考(本書ではコンセプト力と呼んでいます)が必要な局面を指摘し、どのように適用するかを解説しています。

後半ではそれらのポイントを中心に、一つの事例プロジェクトにより、プロジェクトの立上げから終了までどのように進めていくかを説明しています。

既存のプロジェクトマネジメントを基本にしていますので、もっとうまくプロジェクトを動かせるようになりたいと考えているプロジェクトマネジャーにお勧めです。

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