PMstyle 2024年5月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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2014年4月

2014年4月26日 (土)

【PMスタイル考】第83話:組織を動かす

Kenryoku◆組織を動かす3つの方法

今回のPMスタイルは「組織を動かす」について考えてみたい。組織と言っているのは、企業全体から、事業部、部門、プロジェクトまで大小さまざまな組織。動かすと言っているのは大きくは、決定し、実行し、成果を出すことである。

組織を動かす方法にはいくつかの方法がある。

・権限(権力)
・仕組み
・対話(組織的コミュニケーション)

まず、誰もが考えるのは権限である。決めたとおりにやれという権限を持つことによって成果を出していく。

これに対して批判的な意見を持つ人は、決めても人は納得しないと動かないという。この意見は当たっている。が敢えて、納得しなくても動かすのが「権力」である。つまり、組織の中でルールとして、このことについてはこの人のいうことを聞けというのが権限だが、ルールだけでは動かない。権限に加えてパワーが必要で、それが権力である。

次に仕組み。決めたことを実行するために守るべきルールに落とす。そして、そのルールを守るように徹底的に管理することによって成果に結び付ける。これが仕組みだ。決め方そのものについても仕組みを作ることが多い。

三つめが対話。決めたことについてその実行の方法や、決め事自体について話し合いを行いながら、実行していく。


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2014年4月22日 (火)

【告知】リーダーをイノベーションする~コンセプチュアルリーダー養成講座

Conceptual2PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

PMstyleでは2014年度より、「コンセプチュアル・リーダー養成講座」を開催することになりました。

ドラッカーがこれからは知識労働者の時代だと言って50年になりますが、今、もっとも影響力のある思想家の一人であるダニエル・ピンクは、知識労働の時代は終わって、これからは「コンセプトの時代」だといいます。

コンセプトの時代に求められるリーダーはカリスマリーダーでも、サーバントリーダーでもなく、

=創造的なマネジメントを行い、他人と共感するリーダーシップを持つリーダー=

です。

このようなリーダーをPMstyleでは「コンセプチュアル・リーダー」と呼び、これまでコンセプチュアルスキル講座で培ってきた知見をベースに5日間の養成講座を組みました。

5日間の内訳は、思考法1日、創造的マネジメント2日間、コンセプチュアルなリーダーシップ2日間となっており、テーマとスケジュールは

 (5月21日)コンセプチュアルに考える技術(思考法)
 (6月04日)ビジョンやコンセプトを構想し、共感を得る(リーダーシップ)
 (7月25日)困難な目標を実現するコンセプチュアルな計画と実行(マネジメント)
 (8月27日)創造的な問題解決と意思決定の進め方(マネジメント)
 (9月10日)コンセプチュアルな対人スキルを身につける(リーダーシップ)

となっています。詳細は、PMstyleのコンセプチュアル・リーダー養成講座のページ
をご確認ください。

コンセプチュアルリーダー養成講座~リーダーをイノベーションする



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2014年4月15日 (火)

【PMスタイル考】第82話:レジリエンスについて考える

Rejiru1◆レジリエンスという考え方

日本でも震災以降、レジリエンスという概念が注目されるようになってきています。PMstyleでもそろそろ、取り組もうと思っているところで、そんなこともあって今回のPMスタイル考はレジリエンスについて考えてみたいと思います。

まず、言葉の定義ですが、この分野でもっとも多くの人に読まれている本といわれる

アンドリュー・ゾッリ+アン・マリー・ヒーリー「レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か」、ダイヤモンド社(2013)


によると、レジリエンスとは

システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したときに、基本的な目的と健全性を維持する力

と定義されています。


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2014年4月13日 (日)

【プロデューサーの本棚】レジリエンス 復活力

4478012334アンドリュー・ゾッリ+アン・マリー・ヒーリー「レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か」、ダイヤモンド社(2013)

急激な状況変化が起こることの多い時代に適応する注目の新コンセプト「レジリエンス」について事例を紹介しながら、体系的に解説した一冊。急変に適応できる高い組織や機関、システムはどうすれば構築するにはどうすればよいかを「レジリエンス」を軸に考察している。

さまざまな分野で急激な変化が避けられない現在において、新たな方向性となるレジリエンスのバイブルだといってもよい一冊。読み物としても面白い。

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