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2013年4月

2013年4月 8日 (月)

【告知】コンセプチュアルスキルに関する疑問に答えます!

Concept
PMstyleプロデューサーの好川哲人です。
 
コンセプチュアルスキルの開発に力を入れていこうと思い、張り切っているのですが、なかなか、ピンとこないという人が多いようです。リーダーシップ、コミュニケーション、ネゴシエーションといったヒューマンスキルは比較的わかりやすいですが、どうも、コンセプチュアルスキルというのはわかりにくいようです。メールやfacebookで質問をいただくこともあり、回答を兼ねてご紹介したいと思います。
 
<1>そもそも概念ってなんですか
<2>抽象化と概念化ってどう違うのですか
<3>コンセプチュアルスキルがないと何が問題ですか?
<4>モデリングや設計ができるので、コンセプチュアルがあると思っていいですか?
 
 

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2013年4月 1日 (月)

【告知】コンセプトレベルでイノベーションを起こす~WalkmanがiPodに負けた理由

Innovatio1 イノベーションはさまざまなレベルのものがありますが、画期的だと言われるものはコンセプトレベルでのイノベーションです。

ソニーがウォークマンを開発したときに考えたコンセプトは、歩きながら音楽を聴くというものでした。それまでのオーディオの前に座って音楽を聴くというコンセプトをひっくりかえした大変なコンセプトだったわけです。

その後、メディアがカセットテープからMD、CD、ICメモリと変わり、競合製品は出てきましたが、ウォークマンはiPodが現れるまで独り勝ちを続けてきました。iPodはどうしてウォークマンに勝つことができたか。ICメモリだけでいえば、先に実現したのはウォークマンでした。

iPodが登場するまでは、ソニーも含めて、ソニーがウォークマンで設定したコンセプトで競争がされていました。コンセプトが同じなら、ブランド力がある方が勝ちます。ところが、アップルは音楽を持ち歩くというコンセプトを打ち出しました。技術的にみれば、ICメモリの容量が数十メガか、数十ギガかという違いです。しかし、コンセプトが違い、自分自身が持っている音楽ライブラリを持ち歩き、好きな時に好きな曲を聴くというコンセプトを打ち出しました。そして、あっという間にウォークマンの市場を奪います。

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【PMスタイル考】第65話:概念化で体験を経験に変える

Keiken2 ◆注目される「エクスペリエンス」

最近、注目されている言葉に「エクスペリエンス」という言葉があります。たとえば、アップルはジョブズの時代から「エクスペリエンス」という言葉を使っていました。最近では、マイクロソフトが、Windows8とか、Office2013で「エクスペリエンス」という言葉を使っており、これで認知度が高まりました。

辞書を引くと「エクスペリエンス(experience)」とは、体験とあります。アップルやマイクロソフトがいう「エクスペリエンス」はどこでもできる単なる体験ではなくて、「特別な体験」、「これまでになかった体験」といった意味でなのでしょう。たとえば、アップルストアにいくと、特別な体験ができる。

さて、「experience」という単語には体験以外に、経験という言葉が当てられることもあります。体験と経験はどう違うのでしょうか?これも辞書で引いてみると

体験とは自分で実際に経験すること

となります(これ英語でどう表現するのでしょうか)。

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【告知】「見えないものを扱う技術」を探求する

Conceptual1 日経BPビジョナリー経営研究所の谷島宣之さんが、マネジャーやリーダーの活動の中で、「見えないものを扱う技術」の重要性がどんどん、増していると指摘をされています。たとえば、

・目指す方向をビジョンとして示す
・戦略実行のシナリオを作る
・シナリオを計画にする
・意思決定をする
・創造性を上げる
・チャレンジ精神を高める

といったことです。このような活動には、コンセプチュアルスキルが必要です。コンセプチュアルスキルは「概念」という見えないものを扱うスキルで、マネジャー、リーダーに不可欠なスキルです。

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