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2012年3月10日 (土)

【10周年】システム思考はプロジェクトマネジメントをどう変えるか?

SystemPM養成マガジン10周年記念セミナーの第2回セッション

「システム思考は私たちに何をもたらすか?」

まで、1ヶ月となりました。今回は、なぜ、システム思考を10周年記念のテーマに取り上げたかをお話したいと思います。

PMstyleでは、三分の一のくらいのセミナー・研修・コンサルティングにシステム思考を入れています。その用途はさまざまで、

・プロジェクトインフラストラクチャーの設計
・プロジェクトの方針決定(プロジェクトデザイン)
・プロジェクト品質向上施策の決定
・統合マネジメント方針の決定
・プロジェクトのトラブルの構造分析
・プロジェクトにおける問題解決策の決定
・リスク分析と対応策の策定
・コミュニケーション計画の策定

といったプロジェクトマネジメント手法に応用するものから、コンサルティングの中で、

・PM導入の戦略策定
・PMOロードマップの策定
・PM定着化の戦術策定
・プロジェクト監査の監査項目の設定

といった用途でも活用しています。

また、変わったところでは、プロジェクトマネジャー向けの研修として

・プロジェクトのメンタルの構築
・プロジェクトマネジメントの原理の理解

といった活用をしている事例もあります。

システム思考の活用を始めたのは、PMBOKの導入が一段落したところで、次にどのような方向に行くべきかと考えたときに、迷わずシステム思考を選びました。プロジェクトマネジメントの本質が、プロジェクトをシステムととらえ、マネジメントしていくことだと思っていたことと、組織的な成熟度向上において組織学習との相性がよいことと考えたからです(もともと、学習する組織の開発ツールとして考案されたものです)。

実は、プロジェクトマネジメント以外の分野でもシステム思考を使っていなかったわけでなかったので、ループ図をどう作るかとか、トレンド図をどう作るかとか、どんなシステム原型があるかといった表面的な話は分かっていました。

しかし、マネジメントの中に組み込むには、もっと本質的な理解が必要だと考え、いくつかシステム思考を本格的にやっている企業を探し、もっとも、本質に触れていると思ったのが、小田理一郎さんのチェンジエージェントさんでした。小田さんは、海外でMBAを取得され、グローバル企業で勤務されていた時代に半端ではない数のプロジェクトを担当されたのことで、プロジェクトに対する認識がうまく合っていました。

それで、小田さんにコンサルティングをお願いし、方向性を決めさせていただきました。そして、その方向性で3~4年やってきて、現在に至っています。

システム思考を導入するとプロジェクトマネジメントがどう変わるのか?一言で言えば、

さまざまな局面で、プロジェクト全体を見て、意思決定ができるようになる

ということです。

この点を具体的にお伝えしたいと思い、10周年記念セミナーの中で、小田さんにシステム思考のセッションをお願いしたところ、システム思考の知識よりも、われわれ(プロジェクトマネジャーやプロジェクトマネジメント関係者)に何をもたらしてくれるかを議論する方がいいのではないかということになり、今回の企画になりました。

今回の企画では、システム思考って何?っていう方もいらっしゃると思いますので、まず、ミニ講座的なレクチャーをしてもらい、システム思考はプロジェクトマネジメントにどのように役立つのかを議論していきます。

━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆開催決定☆━
【PM養成マガジン10周年記念セミナー】
第2回 システム思考は私たちに何をもたらすか?
日時:2012年04月09日(月)19:00-21:00 
場所:銀座ブロッサム中央会館
講師:小田 理一郎 氏 ((有)チェンジ・エージェント)
詳細・お申込 http://www.pmstyle.biz/smn/pm_magazine10_2.htm
主催 PM養成マガジン(運営:PMstyle)
2PDUを発行します。
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【カリキュラム】
19:00-19:15 導入/チェックイン
19:15-19:35 システム思考とは
19:35-20:15 システム思考に関する対談
20:15-20:50 全体での対話
20:50-21:00 まとめ/チェックアウト
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