PMstyle 2024年4月~6月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

カテゴリ

Powered by Six Apart

« 【告知コラム】来年はコンセプチュアルスキルを強化しよう! | メイン | 【お知らせ】新しいカテゴリーの追加「プロデューサーの本棚」 »

2011年12月30日 (金)

【プロデューサーの本棚】The Project Sponsor Guide(2000)

188041015XNeil A. Love、Joan Brant-Love「The Project Sponsor Guide」、Project Management Inst (2000/07)

PMBOKガイドほど知られていませんが、2000年にPMIが発行したガイドです。

2000年のPMBOKの改定に併せて出版されました。

目次はこの記事の最後に掲載してあります。

このあと、改定されていませんが、そのエッセンスは2003年に発行されたOPM3に引き継がれています。


モダンプロジェクトマネジメントの発展には、

プロジェクトマネジメントの形式化

→PMOの導入
→プロジェクトスポンサーの確立
→組織的プロジェクトマネジメントの確立

という歴史があります。

日本では現場の独立性が高く、現場へのPMBOK導入とPMOの設立を同時に行うという流れの中で、プロジェクトスポンサーの問題が置き忘れてきました。これが、いま、プロジェクトマネジャーを苦しめています。組織と現場のつなぎがうまくできず、その負担をプロジェクトマネジャーが一身に背負っているためです。

米国では、複雑化する経営環境に適応する組織的プロジェクトマネジメントのため、状況適応型のプロジェクトスポンサーシップの議論が始まっています。2008年には、PMIから調査報告が発表されています。

1933890460Lynn Crawford、Terry Cooke-davies、Brian Hobbs、Les Labuschagne、Kaye Remington「Situational Sponsorship of Projects and Programs: An Empirical Review」、Project Management Inst(2008)


今後の複雑化するプロジェクトでは、プロジェクトマネジャーより、プロジェクトスポンサーによりプロジェクトのパフォーマンスが決まってくると思われます(これまでもそうかもしれませんが、それ以上に!)

そろそろ、日本企業もプロジェクトスポンサーの問題に着手すべき時期に来ています。

PMstyleでは、この問題を扱ったセミナーを開催しています。

公開講座名:管理者のためのプロジェクト管理講座


【The Project Sponsor Guide 目次】
Section1:Project Sponsor Roles and Activities
・Project Sponsor Roles
・Project Leader Roles
・Initial Project Sponsor Activites
・Ongoing Project Sponsor Activites
・Other Project Team Support
・Selecting Project Team Members
・Team Mission Buy-in
・Initial Project Team Communications
・Project Sponsor/Project Leader Interactions
・Project Sponsor/Team Interactions
・Reviewing Team Progress
・Expanding Project Teams
Section2:Common Problems and What to do aboutThem
・Team problems
・Project Leader problems
・Problems with Other Managers
・Project Sponsor problems

コメント

コメントを投稿