【一期一会】アジャイルプロジェクトマネジメント入門
__《 このセミナーの効用は 》___________
知識を得る ★★★★
実行力を高める ★★★★
思考力を高める ★★★★
__《 このセミナーへのイントロ 》___________
プロジェクトマネジメントを一言でいえば、「できるだけ早くプロジェクトのスペックや、商品の要件を決めたい」という経営的なニーズと、「ぎりぎりまで、プロジェクトのスペックや商品の要件を決めたくない」という顧客や市場(マーケティング)のニーズのトレードオフを解消しながら、商品を作り上げていく活動だと言えます。
PMBOKは前者のニーズに応える代表的な手法です。後者のニーズに応える手法はアジャイル開発です。アジャイル開発では、開発対象を多数の小さな機能に分割します。その上で、イテレーションと呼ばれる短い開発単位期間を設定し、1イテレーション で1機能を開発し、イテレーションサイクルを継続して行い、一つずつ機能を追加開発していきます。これによって、リワークなどの無駄をなくし、俊敏(アジル)、かつ、ユーザの要求に柔軟に対応する開発が可能になります。
現在、ビジネスに求められているプロジェクトマネジメントは、計画性、俊敏さ、柔軟性という一見矛盾する3つの性質を実現するものです。簡単にいえば、アジャイル開発を組織として計画的に行うことです。
これがアジャイルプロジェクトマネジメントと呼ばれるプロジェクトマネジメントです。
__《 このセミナーの超エッセンス 》___________
本セミナーでは、アジャイルなプロジェクトマネジメントの代表的な方法として、
・SCRUM
・APM
の2つを紹介し、特長や違いを説明します。
さらに、APMについて、プロセスとプラクティスの概要を紹介します。その上で、PMBOKプロジェクトマネジメントを標準とする組織において、APMの適用の事例を紹介します。
PMBOKとAPMは極めて似通った構造をしています。
まずプロセスについては、APMは、以下の5つのプロセスから構成されます。
(1)構想
(2)思索
(3)探索
(4)適応
(5)終結
PMBOKとの対応でいえば、(1)構想は立ち上げ、(5)終結は終結でほぼ対応するプロセスがあります。
(2)~(4)の3つのプロセスをPMBOKの計画、監視コントロール、実行のプロセスと対応させるようなプロジェクトマネジメント計画を策定することができます。
また、プロセスを実行するためにプラクティスを収集し、使っていくという考え方も同じです。実際に、ジムハイスミスが初期に示したAPMのベストプラクティスは、PMBOKの手法・ツールと同じものがいくつもあります。極端にいえば、WBSとイテレーションだけが違うといっても過言ではないでしょう。
これらを統合して、プラクティス(手法とツール)として活用することにより、PMBOKの枠組みでアジャイル開発を行うことが可能になります。
PMBOKとAPMとを統合することは、双方にとってメリットがあります。それは
・PMBOKによるプロジェクトマネジメントより柔軟に、顧客ニーズに対応できる
・戦略ゴールを見据えたイテレーションができる
の2つで、この2つは、まさに冒頭に述べたプロジェクトマネジメントの目的を実現する特長だと言えます。
セミナーでは、このことを体験して戴くために、最後にレゴを使った演習を行います。
__《 このセミナーのURLは 》___________
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