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2005年5月28日 (土)

セミナー「ITプロジェクトのリカバリーマネジメント」

プロジェクトの中でもとりわけリカバリーマネジメントの必要性が高いのが、SIプロジェクトに代表される、受注型のプロジェクトです。受注型のプロジェクトでは、プロジェクトの失敗は単に社内の問題にとどまらず、顧客との取引の中での「信用問題」になるという現実があります。一方で、トラブルが顧客に起因することも多く、トラブルの防止が難しい面があることも現実です。

このような現実の中で、最近、急速に注目を浴びるようになってきたのが、「リカバリーマネジメント」です。リカバリーマネジメントは、あまり、耳になじまない言葉ですが、要するにトラブルが発生した際に、仕切り直しをして、プロジェクトの納期、コストのダメージを最小にとどめるというマネジメントのことです。

一般的に、トラブルの際には、いくつか守るべき鉄則があります。しかし、何よりも大切なことは、トラブル対応であるということを明確に意識し、対処していくことです。プロジェクトを進めていくと、是正では対応できず、計画変更を余儀なくされる場合があります。そして、計画を変更しただけでは、プロジェクトの当初目標を達成できないケースがでてきます。これがトラブルです。

トラブルには、損失が伴います。したがって、いかにプロジェクトを完了まで持っていくかよりは、如何に損失の少ないゴールを設定し、そのゴールに向かって如何にプロジェクトを安定させるかに専心する必要があります。これがリカバリーマネジメントです。

これを通常のプロジェクトとして、単に計画変更だけで乗り切ろうとすると、傷をどんどん深くする場合が多く見受けられます。その意味で、プロジェクトを安定させる、つまり、傷を深めないようにすることが重要なのです。

今回のセミナーでは、IT系のプロジェクトに的と絞り、プロジェクトのリカバリーマネジメントについて、ポイント、事例、プロセス、計画について解説します。さらに、SIプロジェクトのリカバリーにおける状況評価、リカバリー計画の策定、リカバリーモードの完了評価について、演習を通じて学びます。

トラブルで手痛い経験のある方、ぜひ、ご参加ください!

◆セミナーURL

ITプロジェクトのリカバリーマネジメント

http://pmos.jp/pmstyle/seminar/it_project_recovery.html

by:プロジェクトマネジメントオフィス

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