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2015年8月

2015年8月17日 (月)

【コンセプチュアルスキル講座気まぐれコラム(6)】見えない要求を見つける

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Youkyu◆エクスサイズ

7月の終わりに

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Aさん夫婦は、子供も独り立ちし、子供ができたときに建てた洋館をメンテナンスすることにしました。手始めに、汚れの目立つ庭の外壁をきれいにすることにしました。

外壁は家を建てたとき、妻の要望で真っ白にしましたが、長年風雨にさらされ、汚れてしまっています。妻は新築の時のように真っ白にすることを望んでいましたが、業者は妻の意に反してベージュに塗ってしまいました。

ところが、妻は怒るどころか、「わたしの要望をかなえてくれてありがとう」と業者に感謝しました。

さて、なぜでしょう?

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というエクスサイズ広告を出しました。コンセプチュアルプロジェクトマネジメントにおける要求定義の考え方をエクスサイズにしたものです。

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2015年8月13日 (木)

【コンセプチュアルスキル講座気まぐれコラム(5)】見えないものを把握する

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Mienai

◆コンセプチュアルであるとは

コンセプチュアルであるとは、常に本質を見つめ、本質を考慮した問題解決、意思決定、コミュニケーションなどを行っていることです。ここで本質とは何かという重大な問題がありますが、

「そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素」

ということを本質だと考えておきます。たとえば、本質的な問題といえば、ある種の問題現象を引き起こしている問題です。要求の本質といえば、本当に欲しいものです。

本章では、コンセプチュアルであるためには何が必要かということを考えてみます。いい変えると本質を考慮した行動をするには何が必要かということです。

PMstyleではコンセプチュアルであるためには以下の3つの姿勢が必要だと考えています。

(1)見えないものを把握する
(2)価値を判断する
(3)全体を描く

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2015年8月10日 (月)

【PMスタイル考】第104話:ビーイング・コンセプチュアル

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Concept9

◆ビーイング・デジタル

イノベーションの分野において、デザインを中心に考えるIDEOと双璧をなす機関に、テクノロジーを中心に考えるMITのメディアラボがあります。マンマシンインターフェースへの新しい取り組みを研究する研究所で、さまざまなチャレンジをしています。現在、日本人の伊藤穣一さんという方が所長として活躍されていることで、日本でもその活動に関心の高い機関です。

そのメディアラボを1985年に創設したのは、ニコラス・ネグロポンテという計算機科学者です。ネグロポンテ氏はもう一つ大きな影響を与える活動をしており、それは、1992年にコンピュータ関係の雑誌Wired Magazineの創刊に関わったことです。創刊に協力し、月に一度コラムを寄せ、基本的なテーマをこう何度も繰り返しました。

「アトムからビットへ」

そして、ビットが構成する新しい世界を「デジタルであること」(ビーイング・デジタル)と呼びました。まさに、今の世の中を予言していたと言えます。

おそらく、ビーイングデジタルはこれからも進展していくのだと思いますが、これからはデジタルとともに、新しいビーイングが注目されるでしょうというのが今回のPMスタイル考のテーマです。

それは、コンセプチュアルです。

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