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2015年7月13日 (月)

【コンセプチュアルスキル講座気まぐれコラム(2)】日本型雇用とコンセプチュアルスキル

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Carr◆職務が無限定な日本、職務で雇用される欧米

日本ではホワイトカラー(総合職)の場合、働き方に「無限定性」を前提にしたマネジメントが行われています。つまり、今日までエンジニアだったとしても、明日から営業をやってくれといわれる場合があるわけです。

この背景には年功序列・終身雇用制があります。また、これを背景にして、職能制度が確立されています。

従業員は終身雇用で40年近く働くとしても、企業の方が同じ事業を40年にわたって継続できる可能性は極めて低いものです。すると、そこにやらせる仕事がない、ポストがないというジレンマが生じるわけですが、このジレンマを解消するには、別の仕事をさせるしかありません。このような状況はドラスティックな事業のリストラクチャリングを行わなくても生じます。

たとえば、自前の技術である製品を開発していた会社が、OEMに切り替えたとします。すると、その開発に従事していた従業員はOEM製品の販売に回るか、別の技術を要する別の分野の製品開発に従事するしかありません。

欧米の場合、基本的にジョブ(職務)雇用ですので、このような場合、その製品開発を担当していたエンジニアは解雇されるだけです。もちろん、それを前提にした人材流通のインフラがありますので、また同じジョブがある別の会社で働くことができるわけです。どちらが幸せなのか微妙なところですが、まだ、日本企業ではしばらく職能制度が続くと思われます。



◆無限定性を前提にしたスキルアップにおける2つの問題

さて、問題はここからです。職能制度、あるいは、無限定性を前提にしたスキルアップをどのように行えばよいのでしょうか?特にこれまではそうは言いながらもあわよくば生涯、悪くても15年くらいは同じ仕事をしていることが多かったのですが、ここにきてその期間が短くなっています。10年間同じ仕事ができるケースは珍しくなっているのではないでしょうか?

仮に15年間同じ仕事をするとすれば、その分野の基本的、あるいは応用的なスキルは必要になりますが、それを身につけるスピードはこれまでとは比べ物にならなくくらい速いスピードが要求されます。

そして、もう一つの問題は経験をどう活かすかという問題があります。10年間しか同じ仕事ができないとなると、4回新しい仕事のチャレンジすることになりますので、都度、一から勉強しなおしていたのではたまりません。前の仕事の経験を新しい仕事で活かしていくことを真剣に考えざるをえません。


◆コンセプチュアルスキルで対応する

このような環境では今までのスキルアップのやり方は通用しません。それまでやっていた分野の経験を活かして、新しい分野で急速にスキルを立ち上げることが求められます。

それを可能にするのが、コンセプチュアルスキルです。コンセプチュアルスキルによって仕事の本質を見極め、新しい仕事に応用していくことにより、新しい仕事を早くできるようになれるわけです。

もう少しミクロにみると、ホワイトカラーはブルーカラーに比べ、常に仕事が変わっています。ルーティンではなく、プロジェクト性が高い仕事がほとんどです。

そのように考えると、キャリアの節目だけではなく、日常的に経験を応用していくコンセプチュアルスキルが必要だということになります。

つまり、ジョブ型雇用の欧米では管理職になって初めてコンセプチュアルスキルが必要だと考えられていますが、職能制度の日本では若い時期からコンセプチュアルスキルは必要なのです。

◆コンセプチュアルスキル講座のご案内

PMstyleではコンセプチュアルスキル講座を開催しています。

レベル・分野に分けていくつかの講座を開催していますが、今回ご紹介するのは、総合の入門講座です。


━【開催概要】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆コンセプチュアルスキル入門~本質を見極め、行動するスキル ◆(7PDU's)
  日時・場所:東京:2015年 07月 30日(木)  10:00-18:00(9:40受付開始)
           銀座ビジネスセンター(東京都中央区)
        京都:2015年 08月 04日(火)  10:00-18:00(9:40受付開始)
           KYOTO de MEETING(京都市南区)   
  講師:好川哲人(エム・アンド・ティ コンサルティング代表)
  詳細・お申込 http://pmstyle.biz/smn/conceptual_skill.htm
  主催 プロジェクトマネジメントオフィス、共催:PMAJ
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  【カリキュラム】                     
  1.概念的に考えて、具体的な行動をする
  2.本質を見極めるスキル
  3.洞察力を高める
  4.応用力を高める
  5.コンセプチュアルが行動を変える~ケーススタディ 
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