【PMスタイル考】第63話:リスペクトする
◆成果の出せないメンバーをリスペクトするのか
一番最初にプロジェクトマネジメントの研修のテキストを作ったときに、チームマネジメントには、ダイバーシティとリスペクトという2つのキーワードを書きました。体罰がいろんなところで表にでてきて、その中でリスペクトという言葉が注目されるようになってきましたが、たまたま、PM養成マガジンの10周年記念のイベントで持論発表会をやったところ、リスペクトというキーワードがでてきて議論になったので、今回はリスペクトについて考えてみたいと思います。
持論発表会でのやりとりは、
メンバーをリスペクトするが、モチベーションを上げることはしない
という持論に対して、
モチベーションが低く、成果の出せないメンバーをリスペクトするのか
という質問が出てきました。
この議論が体罰の本質です。成果を出せない奴は尊敬に値しない、だから殴って分からせるのだ。少し乱暴ですが、体罰をする指導者の思いはそんなところだろうと思います。日本人が誰かを尊敬するというときには、尊敬に値する理由が必要なのです。スポーツではこれが勝利至上主義につながっていると思われます。
一番最初にプロジェクトマネジメントの研修のテキストを作ったときに、チームマネジメントには、ダイバーシティとリスペクトという2つのキーワードを書きました。体罰がいろんなところで表にでてきて、その中でリスペクトという言葉が注目されるようになってきましたが、たまたま、PM養成マガジンの10周年記念のイベントで持論発表会をやったところ、リスペクトというキーワードがでてきて議論になったので、今回はリスペクトについて考えてみたいと思います。
持論発表会でのやりとりは、
メンバーをリスペクトするが、モチベーションを上げることはしない
という持論に対して、
モチベーションが低く、成果の出せないメンバーをリスペクトするのか
という質問が出てきました。
この議論が体罰の本質です。成果を出せない奴は尊敬に値しない、だから殴って分からせるのだ。少し乱暴ですが、体罰をする指導者の思いはそんなところだろうと思います。日本人が誰かを尊敬するというときには、尊敬に値する理由が必要なのです。スポーツではこれが勝利至上主義につながっていると思われます。