【一期一会】シンプルプロジェクトマネジメント
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【狙い】小規模で柔軟な計画の変更が求められるイノベーティブなプロジェクトに対して、適切なプロジェクトマネジメントができるようになる。
【対象者】プロジェクトマネジャー
【効果】シンプルプロジェクトマネジメントの考え方を理解し、具体的な方法を知ると同時に、1枚のスプレッドシートでマネジメントを実践する具体的な方法が分かる。
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__《 このセミナーの効用は 》___________
知識を得る ★★★
実行力を高める ★★★★★
思考力を高める ★★★
__《 このセミナーへのイントロ 》___________
PMBOK(R)の普及と内部統制の普及が相俟って、プロジェクトマネジメントはだんだん、重厚長大なものになってきているような印象があります。PMBOK自体が、1996年の初版から3回の改定を重ねて、倍以上の分量になっています。プログラムマネジメントが分離されていることを考えると3倍以上といってもよいでしょう。
ITに代表される生産を目的とするプロジェクトにおいては、失敗を防ぐために、失敗を教訓に予防策を講じていく必要があり、マネジメント体系が膨大かつ、複雑なものになるのはある意味で仕方ないことだと言えます。
一方で、失敗しないことを重視しないプロジェクトもあります。失敗してはならないと考えるのは、成功する(無事、終了する)ことを「前提」とするからですが、成功することを「前提としない」プロジェクトもあるわけです。もちろん、失敗したいと思ってプロジェクトをやるわけではありません。失敗する確率の方が高いが、やらなくてはならないプロジェクトです。
その代表は、イノベーションを目的にしたプロジェクトです。商品開発、技術開発、組織変革、ビジネスモデル開発など、さまざまなものがあります。これらのプロジェクトの特徴は、どうすれば成功できるかわからないことです。
失敗しないためにプロジェクトマネジメントを行うという場合、どうすれば成功するかが分かっていて、プロジェクトマネジメントでできるだけそのような進め方ができるようにします。つまり、成功する方法を計画として作って、その計画通りに進めていくわけです。
ところが、成功を前提にしないプロジェクトではどうすれば成功するかわかりませんので、そこで策定される計画も「仮説」に過ぎないわけです。つまり、こうすればうまくいくのではないかという仮説(計画)を立て、仮説(計画)を検証し、修正しながら、プロジェクトを進めていくことがプロジェクトマネジメントの役割です。このような役割を果たすマネジメントとしてシンプルプロジェクトマネジメントがあります。シンプルプロジェクトマネジメントでは、方向性(プロジェクトの目的・目標)とタスクの関係を見定めながら、時間とコストの制約の範囲で各タスクのオーナーがドライブしていきます。
__《 このセミナーの超エッセンス 》___________
シンプルプロジェクトマネジメントには、5つの主要要素があります。
・オーナーシップ
・タイムライン
・コスト
・目標
・タスク
の5つです。
もっとも特徴的なのはオーナーシップです。シンプルプロジェクトマネジメントでは、スコープより、オーナーシップを重視します。つまり、それぞれのタスクにはオーナーが存在し、オーナーが目標とタスクの整合性を取りながら、かつ、時間とコストの制約をクリアしながら、スコープを決め、タスクを実行していきます。
このような考え方のプロジェクトマネジメントを行うために、シンプルプロジェクトマネジメントでは、
(1)プロジェクト情報の整理
(2)メンバーの決定
(3)プロジェクト目標の決定
(4)プロジェクトの主要タスクの洗い出し
(5)タスクと目標の整合
(6)マイルストーンの決定
(7)タスクとタイムラインの整合
(8)オーナーシップの確立
(9)コストの計画
というステップでプロジェクト計画を策定します。
これらの計画は1枚のスプレッドシート上に表現され、常に、タスクと目標の整合を監視しながら、時間軸(タイムライン)上でタスクの進捗(状況)が管理されます。
__《 このセミナーのURLは 》___________
http://www.pmstyle.biz/smn/pm_simple.htm
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