技術を活かすマネジメントの切り札「プログラムマネジメント」
現在のような製品ライフサイクルが短い市場環境の中で、技術をうまく使うということを考えた場合、
技術ありきでもだめ
市場ありきでもだめ
で、まずは
事業戦略ありき
でその事業戦略の中で、戦略を実現するという視点から技術的要素と市場的要素の最適化を図っていって初めて技術をうまく活かすことができるのではないかと考えました。
そのようなマネジメントとしては、自動車におけるマルチプロジェクト戦略が有名です。技術による利益を最大化するようにプラットホームを構築していき、プラットホームにより技術の活用を図るととにも、自動車の開発としては車種ごとに独立した開発マネジメントを行う方法です。
この方法は、製品開発マネジメントの中で研究しつくされ、多くの研究書が出ていますが、必ずしも汎用的な方法ではありません。そこで、この分野での標準的なマネジメントの出現が待たれていました。
そのような中で、2006年6月に、プロジェクトマネジメント手法のグローバルスタンダードであるPMBOKを開発・維持している団体PMI(Project Management Institute)が本年6月に複数のプロジェクトの管理手法としてプログラムマネジメントとポートフォリオマネジメントの標準を発表するに至りました。
これを受けて、今後、製品開発マネジメントの分野でもプログラムマネジメントの普及が予想されます。
プログラムマネジメントは、「ベネフィット」に着目し、ベネフィットを最適化するマネジメント手法ですので、製品開発全体のマネジメントの枠組みに最適で、今後、製品開発製品開発プロジェクトマネジャー、プロダクトマネジャーには不可欠なスキルになっていくと思われます。
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この機会に、ぜひ、知識を習得されることをお奨めいたします。
〓【開催概要】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
◆プログラムマネジメント
~複数のプロジェクトを同時に成功させる方法とそのポイント
日時:2006年09月21日 10:00-17:00
場所:全国農業共済会館3F テクノ研修センター(東京・千代田区)
講師:好川哲人(プロジェクトマネジメントオフィス)
詳細・お申込 http://www.pmstyle.biz/smn/mpm.htm
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【カリキュラム】
1.いかに複数のプロジェクトをマネジメントするか
2.マルチプロジェクトマネジメントに関するPMIの標準
3.プログラムマネジメントの概要
4.プログラムにおけるプロジェクト間のコンフリクトの解消
5.プログラムのプロジェクトのスケジュール管理とリソース管理
6.プログラムのリスク管理
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