2012年度のPMstyle重点テーマは「クリエイティブ」
PMstyleでは毎年、PMstyleコースとして、2006年度から重点テーマを決めて、ソリューションを提供するセミナーを提案しています。PMstyleに取り上げているテーマを習得することによって、
・自分のスタイルを作ってほしい
・ひとつ上のプロジェクトマネジャーになってほしい
といった思いがあります。
初年度の2006年度のテーマはPMコンピテンシーでした。その後、ヒューマンスキル、プロジェクト品質など、いろいろなテーマを取り上げ、2010年は「プロジェティスタ」、昨年度は「イノベーション」をテーマにしました。
今年度のテーマは「クリエイティブ」です。
PMstyleがクリエイティブを重要だと考えているのには2つの理由があります。
一つは、一般的に認識されている理由で、これまでにないものを強く求められている時代だということです。ビジネスモデル、商品、サービス、システムなど、すべてにおいてこれまでにないものを生み出す創造性が必要になり、創造性を引き出し、うまく適用していくマネジメントが求められています。プロジェクトは本来、そのような目的で行うもので、いわば、プロジェクトマネジメントの原点に戻ったともいえます。
ただ、現実を見ると、クリエイティブにはもっと重要な意味があると考えています。それは、プロジェクトの実行環境(達成目標)が極めて厳しくなっていて、創造性なしには、目標達成が難しくなってきていることです。
たとえば、コスト、納期、製品原価など、どれをとっても、10年前では考えられないような水準が求められています。5%、10%の要求ではなく、いきなり50%下げてくれと言われることも珍しくありません。松下幸之助翁の言葉に
5%や10%の改善は、時には50%の抜本的改革よりもっと難しい。
それは50%の改革が現状否定からスタートするのに対し、5%や10%の改善は現状肯定からスタートするからである。
という言葉があります。キーワードは現状肯定と、現状否定です。
現状を肯定する場合には、現状の問題点を探し、それを直していくという方法をとります。イノベーションでいえば、持続的イノベーションです。このような活動にもそれなりに創造性は必要ですが、重要なのは問題を発見する力です。
ところが、現状否定するということは、ゼロベースで考えるということで、まさにクリエイティブであることが求められます。イノベーションでいえば、破壊的イノベーションが必要なのです。
クリエイティブとは、現状を否定するところから始まります。今年度のPMstyleは、この問題について、いろいろなトレーニングを提案をしていきたいと思っています。
一つは、一般的に認識されている理由で、これまでにないものを強く求められている時代だということです。ビジネスモデル、商品、サービス、システムなど、すべてにおいてこれまでにないものを生み出す創造性が必要になり、創造性を引き出し、うまく適用していくマネジメントが求められています。プロジェクトは本来、そのような目的で行うもので、いわば、プロジェクトマネジメントの原点に戻ったともいえます。
ただ、現実を見ると、クリエイティブにはもっと重要な意味があると考えています。それは、プロジェクトの実行環境(達成目標)が極めて厳しくなっていて、創造性なしには、目標達成が難しくなってきていることです。
たとえば、コスト、納期、製品原価など、どれをとっても、10年前では考えられないような水準が求められています。5%、10%の要求ではなく、いきなり50%下げてくれと言われることも珍しくありません。松下幸之助翁の言葉に
5%や10%の改善は、時には50%の抜本的改革よりもっと難しい。
それは50%の改革が現状否定からスタートするのに対し、5%や10%の改善は現状肯定からスタートするからである。
という言葉があります。キーワードは現状肯定と、現状否定です。
現状を肯定する場合には、現状の問題点を探し、それを直していくという方法をとります。イノベーションでいえば、持続的イノベーションです。このような活動にもそれなりに創造性は必要ですが、重要なのは問題を発見する力です。
ところが、現状否定するということは、ゼロベースで考えるということで、まさにクリエイティブであることが求められます。イノベーションでいえば、破壊的イノベーションが必要なのです。
クリエイティブとは、現状を否定するところから始まります。今年度のPMstyleは、この問題について、いろいろなトレーニングを提案をしていきたいと思っています。
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