2018年2月 1日 (木)

【PMスタイル考】第131話 コンセプチュアルスキルでダイバーシティーを高める

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Divaersity◆抽象は嫌われる

著者はこの5年間くらい、コンセプチュアルスキルへの取り組みを行っている。その中で、抽象的であることはよくない。ゆえに、抽象を扱うコンセプチュアルスキルは好ましいものではないと考えている人が意外と多いことに気が付いた。

経営活動に関わる人は人に依るが、現場の人は少なくとも数年前まではそうだった。最近、現状ではまずいと考え、イノベーションを目指す組織においては少しずつ変わってきているように感じるが、大勢はあまり変わらない。

ついでに述べておくと、特に顕著に感じるのは、本来ソフトウエアというコンセプチュアルな商品や製品を手掛けているIT系の企業にその傾向が強いことだ。外資系と国内系のIT企業の端的な違いはこの点だと思う。

この点については今回の議論からは外れるので、また、別の機会にしたいと思っているが、コンセプチュアルスキルがあまり好ましくないと思っていない人には特にこの記事を読んでいただければと思う。

コンセプチュアルスキルがなぜ必要なのかはこれまで何度も述べてきたが、今回は「抽象的な思考が嫌い」な人を念頭において、なぜ重要なのか、著者が何を実現したいと思っているかと併せて説明してみたい。

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2018年1月11日 (木)

【PMスタイル考】第130話:イノベーションにおけるコンセプチュアルスキルの役割

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Innovation◆イノベーションとは

コンセプチュアルスキルの必要性への認識が高まってきている。イノベーションの創出、生産性の向上をはじめとする、直面する多くの課題取り組みの行き詰まりの一因が「コンセプチュアルスキルの低さ」だと考えられるからだ。

生産性とコンセプチュアルスキルの関係についてはこれまでに何度か書いてきたので、今回はイノベーションにおけるコンセプチュアルスキルの役割について考えてみたい。

まず最初に、さまざまな場面で使われるにも関わらず定義の不明確なイノベーションという言葉の定義を明確にしておこう。

イノベーションはオーストリアの経済学者だったヨーゼフ・シュンペーターが20世紀初頭に名付けた概念だが、彼は経済活動において旧方式から飛躍して新方式を導入することをイノベーションと呼んだ。

すなわち、イノベーションを「生産手段の新結合」とし、市場における価値を、社会や市場の中から発見することによって実現されると考えた。何もないところからいきなり生み出すのではなく、「結合」、つまりすでにあるものの組み合わせから、これまでなかった価値を作り出すものだというのがシュンペーターの考えるイノベーションである。

この記事ではイノベーションという言葉を、シュンペーターのいうイノベーションの意味で使うことにする。

シュンペーターの考えは、100年経った今でも変わっていない。むしろ、最近は、結合の範囲が拡大し、組み合わせの重要性が高まってきている。

例えば、21世紀の最大のイノベーションの一つだと考えられているiPhoneにしても、もともとさまざまな技術の組み合わせで生まれてきたが、それだけでは成功していない。そこにコンテンツの流通や制作などのやり方を組み合わせることによって全く新しい価値が生まれ、成功がもたらされたといえる。

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【コンセプチュアルスキル講座気まぐれコラム(21)】顧客の要望を洞察する

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Request◆なぜ、生産性が上がらないのか

仕事の生産性が向上しない理由はさまざまだですが、本質的だと思われる理由はコンセプチュアルスキルの高さにあることだと思われます。

コンセプチュアル思考の軸でいえば、抽象と具象の行き来がうまくできないことに代表されます。自分の担当している業務については、具体的にいつ、何を、どのようにすべきか、具体的に分かっています。これは、デザインやコンサルティングのような、非定型の仕事でもある程度、当てはまると思われます。

ところが、この具体的な手順を何も考えないままに実施しているだけという人やチームが珍しくありません。もちろん、マニュアルやルールになっているのでそのようにしている人も多いとは思いましすが、これでは生産性の向上といっても精神論になってしまいかねません。

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2017年12月28日 (木)

【お知らせ】コンセプチュアルスキル講座、関西開催準備キャンペーン

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

来年度から、コンセプチュアルスキル講座を関西でも開催する計画をしています。

その準備として、今年度、コンセプチュアルスキル講座の基本講座である

・「コンセプチュアルスキル入門」(2018年 01月 23日(火))
  http://pmstyle.biz/smn/conceptual_skill.htm

・「コンセプチュアル思考」(2018年 02月 21日(水))
  http://pmstyle.biz/smn/conceptual_thinking.htm  

を大阪でトライアル開催します。

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ついては今回に限り、特別に50%の受講料で受講戴けるようにしました。

例えばゴールド会員の方が「コンセプチュアル思考」を受講される場合、45,000円の半額で22,500円になりますが、開催1か月前までにお申し込みいただければ、20%引き期間ですので

45,000*0.8*0.5=18,000円

となります。さらに、受講料を個人で負担される場合、50%引きとなりますので、

18,000*0.5=9,000円

となります。請求の際に割引させて頂きますので、受講料個人負担とご明記ください。

ご関心のある方はこのタイミングでお申し込みいただければと思います。

なお、東京では今年度はあと1回ずつ

・「コンセプチュアルスキル入門」(2018年 01月 18日(木))
・「コンセプチュアル思考」(2018年 02月 06日(火))

の開催を予定しております。お申し込みをお待ちしています!大阪と同じページから申し込みできます。

2017年12月26日 (火)

【お知らせ】PMstyle年末年始キャンペーン

Conceutual3

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

PMstyleの年末年始キャンペーンとして、

12月25日~1月10日

の間に受講の申し込みいただいた場合、受講料を通常の半額とさせていただきます。対象はPMstyleで2018年1月~3月に実施予定のすべての講座で、以下の講座が対象になります。
(●はコンセプチュアルスキル、○はプロジェクトマネジメント、※対象外)

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2017年12月20日 (水)

【コンセプチュアルスタイル考】第39話:コンセプチュアルなQC活動

バックナンバー http://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9984019/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考文献】
好川 哲人「コンセプチュアル思考」、 日本経済新聞出版社(2017)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532320623/opc-22/ref=nosim
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Cube

◆QC活動の概要

QC(Quality Control)活動はさまざまな企業で行われています。ある意味で、日本の製造業の成長を支えてきた活動でもあります。QC活動は、同じ職場内で品質管理活動を、自発的に、QCサークルと呼ばれる小集団で行う活動ですが、基本的には

・人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出すこと
・人間性を尊重して、生きがいのある明るい職場をつくること
・企業の体質改善・発展に寄与すること

の3つを目的とすることが多いとされます。特に高度成長期の日本企業においては、三番目の体質改善に大きな成果があったと評価されることが多いようです。

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2017年11月21日 (火)

【コンセプチュアルスタイル考】第38話:コンセプト力を高める

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【参考文献】
好川 哲人「コンセプチュアル思考」、 日本経済新聞出版社(2017)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532320623/opc-22/ref=nosim
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Concept4

◆はじめに

プロジェクトで成果物が思ったようにできない一つの理由として、コンセプトとモノ(成果物)がうまく結びつかないという現象があります。これはコンセプチュアルスキルの問題です。

世の中をみていると、コンセプトを考えるのは熱心だけどコンセプトの実現方法にはあまり関心を持たない人と、モノを考えることには熱心だけどそのコンセプトにはあまり関心を持たない人がいます。コンセプチュアルスキルの高い人は常に両方の視点から考え、結び付けていく人だといえます。

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2017年11月 8日 (水)

【コンセプチュアルスキル講座紹介】コンセプチュアルスキルの基本

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PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

12月5日~6日に開催しますコンセプチュアルスキル講座の人気講座

「コンセプチュアルスキルの基本」

をご紹介します。すでに開催は決定しています。

みなさまの参加をお待ちしています。

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2017年10月30日 (月)

【コンセプチュアルスタイル考】第37話:チームによるコンセプチュアル思考

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Term2

◆本質を考える思考はチームの方が適している

PMstyleでは、「コンセプチュアルなチームを創る」という講座をやっています。この講座で掲げているコンセプチュアルなチームのイメージはこちらを参考にしてください。

【PMスタイル考】第126話:プロジェクトチームがコンセプチュアルであるとはどういうことか
http://mat.lekumo.biz/pmstyle/2017/08/post-78b8.html

この講座で、ある受講者から、本質を考える思考はチームの方が適しているのではないかという指摘がありました。

その通りです。


◆コンセプチュアル思考はチームとしてもできなくてはならない

コンセプチュアルスキルはもともと経営者のスキルとして位置付けられていたので個人の思考スキルのようなイメージがありますが、実はそうではありません。確かに、70年前には経営者が一人で様々なことを考えなくてはならなかった時代にはそうだったかもしれませんが、今は経営そのものをチームで行う時代です。

従って、コンセプチュアル思考は、個人ができるだけでなく、チームとしてできる必要があるのです。

そこで、コンセプチュアル思考をチームで行い、本質を共有するにはどうすればよいのかを考えてみましょう。

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2017年10月18日 (水)

【コンセプチュアルスキル講座気まぐれコラム(20)】「橋を架けてほしい」と頼まれたが、予算が足らない。どうする?

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Ps◆はじめに

プロジェクトやマネジメント、ビジネスでは多くの問題に遭遇します。遭遇した問題をどのように解決できるかで、成果は大きく変わってきます。

成果を大きくするためには、本質的な問題が何かということを適切に見極め、本質的な問題に対して、プロジェクトの目的を考えて手を打つ必要があります。

◆橋を架けてくれと依頼された

たとえば、みなさんが島に住む住人から、橋をかけてくれと頼まれたとします。この時点では問題は「橋がないこと」だと考えているわけです。

あなたは、この依頼をゼネコンにつなぎました。ところが、予算的に折り合いません。

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