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2018年6月

2018年6月13日 (水)

【コンセプチュアルスタイル考】第45話:矛盾を統合し、WinWinを生み出す

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9984019/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【参考文献】
好川 哲人「コンセプチュアル思考」、 日本経済新聞出版社(2017)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532320623/opc-22/ref=nosim
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Tyusho◆コンセプチュアルスキルといえば、、、「統合」

コンセプチュアルスキルの中で、もっとも重要なスキルは何ですかと聞かれることがあります。コンセプチュアルスキルといえば、良くも悪くも「抽象化」に象徴されているようなイメージがあります。そもそも、本質という考え方からしても、「見えないものを見る」ような側面が強く、抽象的なものです。本質から始まるのがコンセプチュアルスキルだとすれば、やはり、抽象化が中心になると考えることができます。

確かに分析という視点から考えるとそうかもしれませんが、コンセプチュアルスキルは思考だけのスキルではありません。ここがポイントです。PMstyleではコンセプチュアル思考とコンセプチュアルスキルを分け、コンセプチュアルスキルは考えて行動するスキルだと定義しています。

このように行動を考えたときに、抽象化が中心になるかといえば、そうではないと考えています。では、何が中心なのか。

「統合」

です。

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2018年6月12日 (火)

【お知らせ】「コンセプチュアルマネジメント講座」開講

2018年度から

「コンセプチュアル・マネジメント」講座

を開講します。この講座は、

・コンセプチュアルなマネジメントはどうあるべきか
・マネジメントをコンセプチュアルにするにはどうすればよいか

(1)イノベーションを起こす
(2)ダイバーシティを高める
(3)生産性を向上させる
(4)コンセプトでプロジェクトを動かす

の4つの視点から学ぶ講座です。

Conceptual_management1_2

講座の内容につきましては、こちらのページをご覧ください。詳細資料もあります。

コンセプチュアルマネジメント講座

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【PMスタイル考】第133話:制約を逆手に取る

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9747239/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Seiyaku_2◆リソースの足らないプロジェクトをいかにやり抜くか

プロジェクトにおいて、「人材」、「資金」「ツール」などのリソースが足らない状況は珍しくない。これを何とかするのがプロジェクトマネジメントだといってもよいだろう。一般的な方法は、QCDSのバランスを取ることだ。つまり、

・コストが少なければ、スコープを縮小する
・納期が短ければ品質を最小限にする

といったバランスを取ることにより、可能な範囲で最大限の成果を目指すわけだ。

また分野にもよるが、デザインやソフトウェアのように生産性が「人」に依存する比率が高いプロジェクトでは、よい人材を確保するという方法がとられることもある。

これらの方法はいずれもプロジェクトの目的の達成度が高い目標を設定するという方向性で進めるものだが、それ以外の方向性はないのだろうか?

そのように考えたときに出てくるのが、

ソースが足らない状況をなんとかするというより、一歩進んで、ポジティブに受け入れ、成果を大きくすることに活用する

という方向性である。そんな夢みたいな話があるはずがないと思われる方も多いと思うが、とりあえず、読み進んでほしい。

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