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2012年1月21日 (土)

【プロデューサーの本棚】プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと

4873115108神庭 弘年監修、Barbee Davis編、(笹井 崇司訳)「プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと」、オライリージャパン(2011)

米国の人気シリーズのひとつ「97 Things」シリーズのプロジェクトマネジャーの翻訳が出た。このシリーズは、その道のプロの「持論」を見開き1ページのエッセイにして収録したもの。

以下のようなタイトルの97のエッセイが並ぶ。



01 できるだけ早期にユーザーを巻き込む
02 モグラたたき開発を避けよう
03 ローカライゼーションのせいで締め切りに遅れる
04 プロジェクト・オーナーは強力なプロジェクトサポーター
05 複雑よりもシンプルな方がいい
06 負債を支払う
07 スキルでなく素質のある人を加えよう
08 シンプルにいこう
09 あなたは特別ではない
10 スクロールから学んだこと
11 問題にかかるコストを削減する
12 すぐれた開発者を見つけるには
13 熟練と並の開発者の生産性
14 大きさが重要
15 手順を文書化して、守られているか確かめよう
16 さあ、プラクティスを投げ捨てよう
17 要求と仕様
18 成功はビジネス価値で評価される
19 休暇をキャンセルしない
20 集中する時間を取る
21 プロジェクトマネジメントはプロブレムマネジメント
22 開発者を活かす
23 巧妙なコードはメンテナンスが困難
24 人的要素を管理する
25 Wikiを使う
26 ミッシングリンク
27 見積もって見積もって見積もる
28 PMOの導入:開発者の足並みをそろえる
29 労力ではなく結果を評価する
30 プロジェクトの失敗は組織の失敗
31 顧客からの声
32 物事を正しくとらえる
33 「完了」をどう定義するか
34 60/60ルール
35 我々は敵に出会った。それは我々自身だ
36 サイクルで働く
37 自らに誠実であれ
38 ミーティングはコードを書かない
39 変化のための道筋を描く
40 ITプログラムの管理
41 現実を考慮して計画する
42 完全な実行という誤った考え
43 アジャイルなコミュニケーションシステムを導入する
44 方法論を崇拝しない
45 人的問題にスプレッドシートを持ち込まない
46 ひとつの成果物にひとりの責任者
47 完全な知識という誤った考え
48 スプリントでなくマラソンのためのチームづくり
49 プロジェクトマネジメントの三位一体
50 ロードマップを作ろう
51 プロジェクトスコープ記述書の重要性
52 ビジョンと期待される成果に合わせる
53 アリスはもうここにはいない
54 契約紛争を避ける
55 評価指標に基づいて行動する
56 「自前主義」に陥るな
57 「もうすぐ」よりも「今」を大切に
58 スピードこそ命、速ければ速いほどいい?
59 チームのモラルづくり
60 プロジェクトはチームワーク次第
61 チームのために働く
62 大きな丸いボールという誤った考え
63 危機への対応
64 インテグレーションポイントを知る
65 分散したプロジェクトにおける積極的なコミュニケーション
66 結果を想定して始める
67 約束事が明確なら友情も長続きする
68 一番うまく見積もれるのはその仕事をする人である
69 コミュニケーションが重要
70 プロジェクトは解決策の追求である
71 鍵は人間にある
72 ドキュメントは手段であり目的ではない
73 アーンドバリューとベロシティは共存できるか
74 スコープ変更に慣れよう
75 既製のソフトウェアを購入するということ
76 よいスポンサー、わるいスポンサー、ひどいスポンサー
77 約束以上にすべきか、約束以下にすべきか
78 プロジェクト・マネジャーは契約管理者である
79 重要だが緊急ではないこと
80 プロセスについて教える
81 ステータスという間違った考え
82 みんなが聞きたいことは何ですか?
83 モラルの重要性を認識する
84 ステークホルダーをずっと参加させる
85 計画の価値
86 「メッセンジャー」にならない
87 成果物を効果的に管理する
88 私たちはスーパーヒーローではありません
89 頻繁に即座にミーティングする
90 柔軟性がプロジェクトマネジメントをシンプルにする
91 Webが道を示す(今のところは)
92 ステータスレポートは開発者に嫌がられ、マネジャーに愛される
93 あなたはコントロールしていない
94 ビジョンを共有する
95 真の成功にはサポートする組織が必要
96 ガバナンスを確立する
97 あなたのWebサイトが嫌いな9.7の理由

翻訳版では、これに11人の日本のPMの論客のエッセイが並んでいる。トーンというか、ニュアンスめいたところで、ガラッと違う。もちろん、97のエッセイはすべて同じようなトーンではないのはいうまでもないが、おそらく、この11本は、97の中に入れると、異色の意見になると思われる。これを、日本のプロジェクトマネジメントの中にどう活かしていくか、それがこれからだの課題だ。

01 自分に対する約束をどう守るか
    冨永 章
02 プロジェクトの目的と成功の条件
    芝尾 芳昭
03 「正しい判断」にこだわるな
    重木 昭信
04 「見積り=不幸の始まり」にしないために
    初田 賢司
05 プロジェクトによる人材育成
    芝尾 芳昭
06 「しなければならないこと」と「できること」
    奥沢 薫
07 まずプロジェクトの「目的」を確認せよ
    重木 昭信
08 人を従えるのか、人が従うのか
    神庭 弘年
09 予防的なプロジェクト管理のすすめ
    重木 昭信
10 踏み込めば権限がついてくる
    冨永 章
11 プロジェクトの条理と不条理
    林 衛

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