【イノベーション戦略ノート:093】要するに何なのか
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製品のデザインをすると、機能Aが欲しい、Bも必要だ、Cも欲しい、、、という風にどんどん、アイデアが生まれてきて、コストの制約があるので、優先度を決めようという話になることが多い。
このような決め方は本当に正しいのだろうか。これが今回のテーマである。
◆演繹と帰納
論理的にものごとを考えるには、良く知られているように2パターンある。演繹法と帰納法である。演繹法は、前提があり、そこに事実を加えて推論をかさねていく。たとえば、
野菜は栄養がある。にんじんは野菜だ。だから、にんじんは栄養がある。
といった推論を行う。
これに対して、帰納法は前提を立てるのが難しい場合の推論で、多くの事実から類似点をまとめ上げることで、結論を引き出す。たとえば、
リンゴは甘かった。なしは甘かった。ブドウは甘かった。だから果実は甘い。
といった推論を行う。
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