« ≪サプリ392≫製品からシステムに移行する | メイン | 【イノベーション戦略ノート:023】模倣からイノベーションを生み出す »

2014年1月14日 (火)

≪サプリ393≫自分の仕事でリーダーシップを発揮する

自分の仕事のリーダーは自分である(伊賀泰代、キャリア形成コンサルタント)

Supple【成分】
◆体制とは何か
◆権限委譲の元でのある状況
◆自分の仕事の成果を最大化する責任
◆プロジェクトの成果を最大化することがプロジェクトマネジャーの責任
◆当事者意識を持つ

【効用】
・PM体質改善
  アカウンタビリティ向上、リーダーシップ発揮、アナロジー思考力アップ
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

このサプリの購入はこちらから!1か月分、500円です。

【解説】

今年の重点テーマをチームにしようと思っていますので、もっとも本質的だと思われるテーマを取り上げました。

チームといえばこの本という名著があります。マッキンゼーのパートナーであるジョン・カッツェンバックとダクラス・スミスの2人が丹念に調査をして、高業績を上げているチームを分析し高業績チームの条件をまとめた「高業績チームの知恵」(ダイヤモンド社)という本です。

この中に、日本企業で働いている人なら驚くような記述があります。以下のような記述です。

高業績チームでは、チームリーダーはそれほど重要ではなく、どのメンバーも異なる局面でリーダーの役割を務めるため、誰がリーダーかわかりにくいことが多い。

つまり、チームで仕事をするということは、状況に応じてメンバー全員がリーダーシップを発揮することだというのです。この本が出たのは1993年ですが、当時は意外な発見だった事実もいまでは欧米の常識になっています。

しかし、日本ではそうではありません。チームリーダーは一人で、誰がリーダーになるかによって成果が変わると考えます。さらにいえば、リーダーになることは自分の仕事をする上では重荷になるので、リーダーになりたくないとすら考えます。

その根底にあるのが今回のサプリです。よく「当事者意識」という言葉を使いますが、当事者意識とは自分の仕事については自分がリーダーシップを発揮することに他なりません。そして、この原則がなくてはチームというのは成り立ちません。

日本にもメンバーが当事者意識を持ち、メンバー全員がリーダーシップを発揮するチームが増えてくるといいなと思って書いたサプリです。

コメント

コメントを投稿

PMstyle 2024年5月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

カテゴリ

Googleメニュー

  • スポンサーリンク
  • サイト内検索
    Google

最近のトラックバック

Powered by Six Apart

プロフィール

フォトアルバム

好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。