≪サプリ337≫不完全な状態を目指す
不完全な状態で妥協するのではない。それを目指すのだ
(ピーター・ブレグマン、ブレグマン・パートナーズCEO)
【成分】
◆ブレグマンの忠告
◆不完全さの持つ力
◆要求も完全である必要はない
◆責任を持って不完全さを目指す
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不完全な状態で妥協するのではない。それを目指すのだ
(ピーター・ブレグマン、ブレグマン・パートナーズCEO)
【成分】
◆ブレグマンの忠告
◆不完全さの持つ力
◆要求も完全である必要はない
◆責任を持って不完全さを目指す
チームに必要なのはパッションだ。日本流にいえば魂。パッションさえあればあとは
何とでもなるというくらい大切なものだ(齊藤ウィリアム浩幸、インテーカー代表)
【成分】
◆サッカージャパンへの違和感
◆チームとは、うまく行かないときに機能する
◆行動の壁
◆パッションで壁を乗り越える
◆当事者意識がパッションを生み出す
よいコンセプトは優先順位をはっきりさせ、すべての意思決定の指針となる
(木谷哲夫、京都大学IMS寄附研究部門教授)
【成分】
◆コンセプトは意思決定の指針になる
◆決めれないのは、コンセプトがないから
◆プロジェクトのコンセプト
◆後回しにされる目的決定
◆コンセプトが明確だと顧客満足も高くなる
◆コンセプト実現シナリオのポイントはドライビングフォース
コンセプトができたら、そのコンセプトと具体的なアクションに落とし込んでいく。その際に、ポイントになるのがコンセプトの実現シナリオである。
実現シナリオの中で最大のポイントになるのは、そのコンセプトを実現する際に、根本的な変化要因は何かである。これを「ドライビングフォース」と呼ぶ。
たとえば、ドライビングフォースは以下のようなフレームの中にあると考えてみると
いいだろう。
(1)商品
(2)市場
(3)技術
(4)生産能力
(5)販売手段/物流
(6)天然資源
(7)規模/成長
(8)売上/利益
ドライビングフォースを見つけるには、社会、業界、自社などに関する情報収集を行わなくてはならないが、この際には(1)~(8)の要因ごとに、コンセプトの実現に関連する情報を集めていけばよい。
第5回は、ITイノベーションを起こす開発体制をテーマに行い、まず、日経BPの谷島宣之さんに「ユーザ主体開発」のテーマで講演をいただきました。
(講演をする谷島さん)
谷島さんの講演は、谷島さんが日経コンピュータなどの長年の取材をもとにまとめられた書籍
開発・改良の切り札 システム内製を極める
をベースにしたもので、多くの事例紹介を盛り込んだものでした。質問もいろいろと出て、このテーマへの関心の高さがうかがわれました。
ここまで、ビジョニングについて述べてきた。ビジョンを実現するために欠かせないのがコンセプトである。
コンセプトという「概念」は分かりにくいのだが、一言でいえば、ビジョンに向かっていくために自分は実現したいことである。ここで考えなくてはならないのは、ビジョンというのは単発のアイデアで実現できるものではないということだ。人によっては、実現できないからビジョンだという人もいる。実現できるべきか、できなくてもいいのかの議論はここではしないが、いずれにしても単発のアイデアではなく、継続的な活動であるということだ。そして、その継続的な活動の背骨(シナリオ)になるのがコンセプトである。
好川哲人
技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。
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