【戦略ノート292】プロジェクトマネジメントに最低限必要な5つのドキュメント
プロジェクトマネジメントは、ドキュメントが多くて、手間だと思っている人は多い。確かに、PMBOK(R)を見ると、プロセスの中に出てくるドキュメントは実に多種多様である。全部を作成しなくてはならないわけではないと言われても、じゃあ、何が必要で、何が不要なのかをどう判断するのかという話になる。
そのように考える前に、どもども、プロジェクトというのは、組織的にどういう業務プロセスかを考えてみるといい。
プロジェクトの成り立ちは、例外はあっても、
(1)経営層がプロジェクトを行うことを決める
(2)経営層が組織にプロジェクトの実施を指示する(以下、上位組織)
(3)上位組織がプロジェクトを構想し、経営層の了解を取る
(4)了解が取れたら、プロジェクトマネジャーにプロジェクト遂行の指示をする
(5)プロジェクトマネジャーは、プロジェクト遂行の計画を作り、上位組織の了解を取る
(6)了解が取れたら、その計画を展開し、プロジェクトを実施する
というガバナンスになっている(業務プロセスとしては、権限委譲が入っているので、もう少し、単純である)。
最近のコメント