【補助線】提案はコンテンツではない、コンテクストである。
◆提案の要件
提案では、「提案内容」が問題になる。よい提案を作るには、相手(顧客)をよく知り、顧客の視点で考え、必要だと思うことを提案すればよい。そのためには、顧客とのコミュニケーションを適切にできることが重要である。
みなさんはこの文章を読んでどう感じるだろうか?
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◆提案の要件
提案では、「提案内容」が問題になる。よい提案を作るには、相手(顧客)をよく知り、顧客の視点で考え、必要だと思うことを提案すればよい。そのためには、顧客とのコミュニケーションを適切にできることが重要である。
みなさんはこの文章を読んでどう感じるだろうか?
「目的観」がないのに、意志決定してはならない(本田直之、レバレッジコンサルティング代表取締役)
◆目的が選択肢を生む
◆あるクライアントで
◆目的のある意志決定はマインドの問題
◆周囲と目的を共有することによって目的観が生まれる
【効用】
・PM体質改善
リーダーシップ発揮、問題解決能力向上、計画力アップ、実行力アップ
・PM力向上
ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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◆プロジェクトマネジメントのトライアングル
プロジェクトマネジメントのトライアングルというのがある。プロジェクトの制約を表現するもので、基本的には
・スコープ(プロダクト品質)
・タイム
・コスト
であり、この3つの要素のバランスをうまくとり、プロジェクト品質を向上させるためのマネジメントを行う。あるいは、ITなどの受注型のプロジェクトでは、スコープを目標と考え、目標達成のためのマネジメントを行うという考え方をするケースもある。この場合は、プロダクト品質がプロジェクトの品質になる。
プロのビジネスパーソンが評価される基準は「期待」(清水久三子、IBMビジネスコンサルティングサービス・アソシエイトパートナー)
◆プロは期待を上回るパフォーマンスをする
◆プロジェクトとは課題である
◆期待を上回るには
◆課題設定力の高い人は、目的から付加価値を見つける
【効用】
・PM体質改善
リーダーシップ発揮、顧客感度アップ、問題解決能力向上
・PM力向上
ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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◆制約条件は6つ
PMBOKのプロジェクトマネジメントの対象となる制約条件が、従来の3つ(4つ)から6つに変わった。
・スコープ
・品質
・スケジュール
・予算
・資源
・リスク
説明としては、これらの要素は相互に影響を与えるため、そのバランスが重要であるという説明にとどまっているが、なかなか、興味深いのは5つのベースラインに加えて、リスクが入っていることである。
他の5要素が変わるとリスクも変わるので、リスクも併せてどうするかを考えなさいといえば一見当たり前のように思えるが、実はそうでもない。
一歩先を行く「おもしろい成果」を生み出す鍵は「コンテキスト」にある(杉野幹人、内藤純、A・Tカーニー社マネジャー)
◆コンテンツとコンテクスト
◆マネジメントにおけるコンテクストの重要性
◆「おもしろい成果」とは
◆「成果物」はコンテンツ、「成果」はコンテクスト
【効用】
・PM体質改善
創造力アップ、バランス感覚の洗練、顧客感度アップ、問題解決能力向上、
・PM力向上
チームをまとめる力の向上、ピープルマネジメント力向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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◆10歳の太郎君と40歳の太郎氏
太郎の10歳の夏休み。
父親「もう、夏休みの宿題は終わった?」
太郎「自由研究以外は終わったよ」
父親「自由研究は何をするんだい」
太郎「1週間の星の観察にしようと思ってるんだ」
父親「なぜ、星の観察をするの」
太郎「担任の先生が1週間の星の観察をすればいいと思うと言ってたから」
太郎君は健やかに成長し、大学を卒業、IT企業に就職する。とりあえず、上司のいうことをよくきく、覚えめでたい社員で、順調に出世。40歳で課長になる。ある日のこと。
部長「A社のプロジェクトのスコープは決まった?」
太郎「はい、部長」
部長「どんな感じになった?RFPと大きな相違点はないかい?」
太郎「A社担当の佐藤さんはシステムをよく分かっていて、細かく要求仕様を出してくれました。このプロジェクトは私が係長のときから目をかけている井上君を担当にしました。私は細かいところはよく分かりませんが、井上君はこれなら予算、納期とも大丈夫だと言ってくれました。RFPはRFPですので、現実に受注条件をクリアできる方が大切です」
実は、この2つは両方とも実話だ。もちろん、同一人物ではないが、10歳の太郎君が健やかに成長すると40歳の太郎氏になると思った話を2つ並べて見た。
◆プロジェクトマネジメントエグゼクティブとは
企業(組織マネジメント)には、エグゼクティブと呼ばれる人たちがいる。
エグゼクティブとは、組織運営に関して、「重要かつ決定的な意思決定を行っている人たち」で、一般的には上級管理職、経営幹部、重役などを指す言葉である。
これと同じようにプロジェクト(プロジェクトマネジメント)にもエグゼクティブと呼ばれる役割の人がいる。
プロジェクトマネジメントエグゼクティブの役割は
「プロジェクト運営に関する重要かつ決定的な意思決定を行っている人たち」
である。これは一体誰だろうか?
プロジェクトマネジャー?
プロジェクトマネジメントオフィス?
上位管理者?
◆一冊の本との遭遇
15年くらい前に、経営大学院に行き、新しいキャリアステージに入ろうとしたときに、ゼミの課題でこの本を読んだ。
ウィリアム・ブリッジズ(倉光 修、小林 哲郎訳)「トランジション―人生の転機」、創元社(1994)
トランジションのブリッジズという名前がしゃれている。
この本自体は、大学のテキストにするくらいなので、抽象的で、論文に近いものであるが、書かれていること自体はそんなに複雑なことではない。
「おもてなし」のために一番肝心なこと。それは、目の前の現実をそのまま受け入れ「だからどうするか」ということ(阿部剛、なかや旅館代表取締役)
◆旅館のベストプラクティス
◆顧客満足の視点
◆顧客視点を持つ難しさ
◆正論のバイアスを解いたところに解がある
【効用】
・PM体質改善
顧客感度アップ、創造力アップ、問題解決能力向上、自己統制力アップ、
計画力アップ、リスク管理力アップ
・PM力向上
チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
モチベーション向上、チームの士気向上
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好川哲人
技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。
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