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2009年1月

2009年1月31日 (土)

PMサプリ157:行動的に考え、思慮深く行動せよ

行動的に考え、思慮深く行動せよ(ハワード・ビーハー、スターバックス・インターナショナル元会長)

◆「行動的」とは
◆プロジェクトマネジメントのビジネスを始めた理由
◆プロジェクトマネジメントは本質的な解決ではない
◆リスクマネジメントで思慮深く行動する

【効用】
・PM体質改善
  計画力アップ、リスク管理力アップ、問題解決能力向上
・PM力向上
  リスク対応力向上、プロ意識の向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上

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2009年1月29日 (木)

クリエイティブクラスへのパスポート「プロデュース能力」

◆プロデュース活動のイメージ

みなさんはプロデュースというとどのような活動を思い浮かべるだろうか?

プロデューサと呼ばれる人たちがやっている仕事を考えてみると

・映画やアニメをつくる
・テレビの番組をつくる
・華やかなイベントを演出していく
・ゲームを創る指揮をとる
・タレントを売り出す
・・・

などがある。しかし、このイメージはもはや古いのではないかと思う。

米国カーネギーメロン大学のリチャード・フロリダが提唱した概念に「クリエイティブ・クラス」がある。フロリダは、ホワイトワーカーとか、ブルーワーカーとかいう職業分類に代えて、クリエイティブな業務に関わる層と、そうでない層という分類を定義した。

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2009年1月28日 (水)

プロマネ ミメロギアで遊ぶ

編集工学を提唱する松岡正剛氏が作った編集ゲームに「ミメロギア」というのがある。ミメロギアはミメロギアミメーシス(模倣)とアナロギア(類推)という二つのギリシア語をくっつけた松岡氏の造語。

まず、ペアの言葉でお題がでる。たとえば、「珈琲・紅茶」、「トヨタ・ニッサン」。

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2009年1月27日 (火)

【補助線】プロセスシンドローム~WBSが作れない!?

プロジェクトのスケジュールが厳しくなっている原因の一つにプロセスへの過度の依存がある。

例えば、本来であれば順序を動かすことができるタスクの順序を固定的にしか考えられない。見積もりのときに、固定して考えると、あとはそれが崩れることはない。

もちろん、ISOのようなゲートマネジメントが必要ないといっているわけではない。むしろ、重要だからこのような指摘をしていると言った方がよい。今の状態は目に見えない無数のゲートがあって、それをくぐり抜けているようなものだ。

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2009年1月24日 (土)

PMサプリ156:時間に投資する

考えないから時間の余裕がない。時間は投資の対象である (本田直之、レバレッジコンサルティングCEO)

◆レバレッジシンキング
◆時間に投資するという発想
◆プロジェクトマネジャーはどのように時間に投資するか
◆リスク対応行動は時間への投資
◆プロジェクトマネジメントにおけるレバレッジとはどんなものか?

【効用】
・PM体質改善
  創造力アップ、計画力アップ、実行力向上、顧客説得力アップ、
  問題解決能力向上、リスク管理力アップ、
・PM力向上
  チームをまとめる力の向上、ビジネスセンスアップ、リスク対応力向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

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2009年1月20日 (火)

【補助線】問題と問題点

◆問題とは何か

問題という言葉は何気なく使う言葉だが、正確な定義は結構難しい。出版業界は昨年くらいから問題解決本のブームになっていて、すごい点数の書籍が出版されている。それらの本で一様に書いているのは

問題とは目標(あるべき姿)と現状(ありのままの姿)のギャップであり、解決すべき事項である

という定義である。ここまではほとんど異論はないだろう。問題はこの解釈である。実はこのステートメントは突っ込みどころ満載だ。少なくとも

・誰の目標
・誰のみた現状
・誰が解決すべき

の3つは明確が明確になっていないとこのステートメントは意味をなさない。多くの人は「ギャップ」という言葉に目を奪われるので、ふんふんと思う。あるいは、そんなのはすべて組織だろうという人もいるかもしれない。問題解決というのは行動だ。動詞で語るべきことだが、組織って主語になるのかって突っ込みもある。

このあたりの議論になってくると、山のようにある本の中でも、書ききっている本は多くない。昨年出た問題解決の本の中で、もっともきちんとこれをかけていると思うのは、コンサルタントの小宮一慶さんの

ビジネスマンのための「解決力」養成講座
ビジネスマンのための「発見力」養成講座

である(発見力は一昨年の出版)。そもそも、出版ビジネスをやっている人以外が、問題発見をスキルだと言い切ることがよくわからない。その意味でこの本は問題を解決するというのはどういうことかをきちんと考えさせる良書である。

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2009年1月17日 (土)

PMサプリ155:どのように進めるかは自分が決める

たとえ与えられた仕事が望みどおりのものでなくても、それをどのように進めるかは自分で決めることができます。ここにやりがいが生まれてくるのです。(リコ・ドゥブランク、ザ・リッツ・カールトン東京、総支配人)

◆新雪を抱いた富士山がとてもきれいです
◆日本の会社は禁止のルールなどほとんどない
◆プロジェクトでやりたいことはほとんどできる
◆工夫するには目的を明確にすることが必要

【効用】
・PM体質改善
  リーダーシップ発揮、問題解決能力向上、アカウンタビリティ向上、
  徹底確認力アップ、分析思考力アップ
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上、

・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

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2009年1月13日 (火)

【補助線】MBAとえびすさん

Images_3 三連休初日の1月10日は、神戸大学のMBAコースのプロジェクト研究の発表会というのにMBAフェロー(MBAコースのOB)ということで駆り出された。

MBAフェローとして参加していた人は15名。全部で12グループの発表を聞き、点数を付けるという志向のイベントだが、MBAコースに行っている人の労力に拍手という感じだった。僕たちがMBAコースに行っていた頃に比べると、だんだん、大変になってきているようだ。コースとしては充実しているということだ!

いくつか、気になった発表もあったので、また、別の機会に触れるかもしれない。

さて、18時すぎまで、このイベントがあって、そのあと、京都に戻り、その足で京都ゑびす神社の「十日ゑびす大祭」に。毎年行っているが、今年は不景気のせいか、境内だけではなく、参道まで参拝客の列ができていて驚いた。

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2009年1月11日 (日)

PMサプリ154:関係している人間に対する感情が判断に影響を与える

ものごとに関係している人間に対する感情が私たちの判断に大きな影響を与える(國貞克則、コンサルタント)

◆悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル
◆「感情」が脱ロジカルのキーワード
◆思考と行動を区別して考える
◆議論が終わればノーサイトになるか?
◆行動に対する根回しはよい根回し、思考に対する根回しは悪い根回し

【効用】
・PM体質改善
  全般的に効果があります
・PM力向上
  ピープルマネジメント力向上、チームをまとめる力の向上、リスク対応力向上
・トラブル緩和
  モチベーション向上、チームの士気向上

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2009年1月 6日 (火)

【補助線】指導、支援、奉仕

以前からずっと気になっていた。いよいよ、ロバート・グリーンフィールドの著作集が翻訳されたので、この記事を書いておく。

ロバート・グリーンリーフ(金井壽宏監訳、金井真弓訳)「サーバントリーダーシップ」、英治出版(2008)

時代は10年以上前に戻る。プライベートには金井先生のゼミにいっている時期だ。国の中小企業施策の変更というのがあって、「指導から支援に」という方向性が打ち出された。

日本語の指導という言葉はもっと広い意味を含んでいると思うが、少なくとも役人用語では、命令に近い語感がある。自分たちの提供するパブリックサービスを利用する前提が指導に従っていることだからだ(悪いといっているわけではない。自分たちの言うとおりにしていればうまくいくというのは一つの見識である)。

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好川哲人

技術経営のコンサルタントとして、数々の新規事業開発や商品開発プロジェクトを支援、イノベーティブリーダーのトレーニングを手掛ける。「自分に適したマネジメントスタイルの確立」をコンセプトにしたサービスブランド「PMstyle」を立上げ、「本質を学ぶ」を売りにしたトレーニングの提供をしている。