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PMstyle 2月~9月公開講座(★:開催決定)

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2019年2月13日 (水)

【PMスタイル考】第145話:プロジェクトマネジメントはAIでどのように変わるのか

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Ai1

◆定着してきたAI活用

この1~2年、AI(人工知能)関係のニュースが流れない日はないくらい、AIへの取り組みが盛んになり、多くの企業がチャレンジするようになってきた。これは、80年代後半にエキスパートシステムがブームになり、多くの挑戦がなされたとき以来のことであろう。

30年前と今では学習という点において大きな進歩がみられ、進歩した分、可能性を感じている企業や人が多く、日本でも特にこの1年くらい、取り組み状況が急速に拡大し、AI活用はもはやブームを超えて定着した一つの流れになっている。もはやニュースにすらならないような取り組みが非常に多くなっていると思われる。

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2019年1月28日 (月)

【PMスタイル考】第144話:本質的な需要をベースにしたコンセプトを創る

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Amazon

◆アマゾンと楽天

ネット販売といえばアマゾンと楽天を思い浮かべる人が圧倒的に多いだろう。アマゾンが設立されたのが1995年、楽天は1997年でインターネットが普及しはじめた時期に設立され、ネットの発展とともに事業を成長させてきた感のある両社である。日本に関していえばアマゾンの日本語サイトが設立されたのは2000年なので、楽天の方が3年ほど早かったことになる。また、アマゾンがマーケットプレイスを開設したのは2003年なので、楽天より5年くらい遅れてスタートしたと考えてよいだろう。

今では、アマゾンはクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」に収益源が移っているものの、14か国でサイトを展開し、売上げでも楽天とずいぶん差が開いているようだが、通販事業自体においても格段の差があるように感じる。その理由になっているのが、おそらく、需要の本質に対応しているかどうかだと思う。

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2019年1月11日 (金)

【PMスタイル考】第143話:ソリューションからセンスメイキングへ

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Sensemaking

◆センスメイキングとは

新年第1回なので、少し大きな話をしたい。これからはソリューションの時代ではなく、センスメイキングの時代になるだろうという話だ。

多くの人はセンスメイキングという言葉や概念は聞いたことがないかもしれないが、これからの10年くらいのキーワードになってくるのではないかと思う概念だ。

2018年に読んだ本の中でもっとも素晴らしかった本として、クリスチャン・マスビアウの「センスメイキング」を選んだ。

クリスチャン・マスビアウ(斎藤栄一郎訳)「センスメイキング」、プレジデント社(2018)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833423065/opc-22/ref=nosim

この本が英語で出版されたのは、2017年である。

「Sensemaking: What Makes Human Intelligence Essential in the Age of the Algorithm」
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1408708361/opc-22/ref=nosim

この本でマスビアウは、

センスメイキングとはアルゴリズム思考の対極にある概念であり、自身の文化の土台になっている先入観や前提を捨て去り、対象世界の文化を調べ、全方位的に理解し、意味付けをすること、一言でいえば「本当に重要なものを見極めること」である

と説明している。

著者がセンスメイキングという言葉を初めて聞いたのは、カール・ワイクの

カール・ワイク(遠田 雄志、西本 直人訳)「センスメーキング イン オーガニゼーションズ」、文眞堂(2001)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4830943807/opc-22/ref=nosim

を読んだときだ。

組織文化との関係を知りたいと思って読んだのだが、この本は結構難解で、気になりつつ、そのままになっていた。2017年にマスビアウの本を読んだときに非常によくわかり、なぜ、欧米で注目されているかも理解できた。ちなみにマスビアウを読んだあとで、カール・ワイクを読み直してみたら、かなり理解が進んだような気がする。



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2018年12月26日 (水)

【PMスタイル考】第142話:ティール組織を実現するコンセプチュアルスキル

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Teal

◆はじめに

今年のマネジメントの一番の話題はやはり、「ティール組織」であろう。今年1月に英治出版より

フレデリック・ラルー(嘉村賢州解説、鈴木立哉訳)「ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」、英治出版(2018)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862762263/opc-22/ref=nosim

が翻訳出版され、ほぼ1年経った今でも雑誌記事などでティール組織をテーマにした記事をよく見かけるし、関連書籍もぼちぼち登場してきた。

そこで今年最後の記事は、ティール組織について書くことにした。

まず、ティール組織とはどういう概念なのかを簡単に触れておく。いまだに尋ねられることがあるのは、そもそもティールとはどういう意味の単語なのかということだ。ティールとは「青緑色」の意味である。

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2018年12月19日 (水)

【PMスタイル考】第141話:目的のイノベーションと手段のイノベーション

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Conceptual2

◆はじめに

あらゆる分野でイノベーションは求められる、空前のイノベーション時代だと言われるが、イノベーションとは何か、イノベーションと改善はどう違うのか、などという疑問や議論ががいまだに残っている。

この議論はイノベーションというものの根幹にかかわる議論である。今回のPMスタイル考はこの議論をしてみたい。


◆なぜ、高級キャンドルは売れるのか

2~30年前、電力の配給が不安定だった時代には停電が多く、停電時の非常用品としてロウソクが不可欠だとされていた。最近では停電はめったになくなり、停電は地震で起こっていることが多いので、余震での火災を防ぐために停電の際にはロウソクを使わないように行政が指導していることもあり、ロウソクといえば仏壇に灯すくらいになってきた。

こういった事情は日本だけの話ではなく海外でも同じであるが、海外ではロウソクが以前以上に使われているという。それは高級なキャンドルである。

高級キャンドルは主に部屋のインテリアとして使われている。海外ではもともとランプが来客を歓迎する雰囲気を創る家具として重宝されているが、その一つとしてロウソクを使う習慣が生まれてきている。

このような仕掛けをしたのは、ロウソクでは新参のメーカであるヤンキーキャンドルという企業であるが、ヤンキーキャンドルは高級キャンドルでは40%以上のシェアを持っているトップメーカである。

このように時代の流れを書いてみると自然なのだが、ロウソクに注目してみると、一旦、使われなくなったものが、再び使われるようになってきているわけで不自然だ。何がこういう状況をうみだしたのだろ

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2018年11月30日 (金)

【PMスタイル考】第140話:デザインとコンセプチュアル思考

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◆デザイン思考の役割

Design

デザインを行うには「デザイン思考」という思考法がある。日本でも2010年にIDEOのティム・ブラウンの著書「デザイン思考が世界を変える」(ハヤカワ新書 juice)がベストセラーになり、注目されるようになってきた。

そして、今、デザイン思考は「イノベーション」のツールとして考えられて節がある。

この背景には、ヒューマン・センタード(人間中心)という考えがあるようだ。つまり、デザイン思考はどんな商品であれば買いたいかをさまざまな問いで顧客(消費者)に問いかけ、それに応えていくことによって売れる商品を創っていこうというビジネスモデルの根底にある思考法で、顧客のニーズには今までにない要求が含まれているという前提がある。そして、それを解決しなくてはニーズは実現できないというところからイノベーションの実現に結びついていくと考えられている。

だが、ちょっと考えてみればわかるように、このプロセスは改善プロセスである。顧客のニーズというのは現在、存在している商品がどうあってほしいかというものがほとんどで、顧客が自発的にまったく新しいものを想像し、欲しがるということはほぼあり得ないと思われる。

これは、アップルがiPhoneを開発したときに、スティーブ・ジョブズがフォーカスグループによるインタビューを行いながらも「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ」と言ったとされるエピソードに代表されていると言えよう。

言い換えれば、デザイン思考は1を改善して10にする思考法であり、0→1、つまり、何もないところに新しいものを生み出す思考法ではない。

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【PMスタイル考】第139話:アートとテクノロジーの組み合わせとコンセプチュアル思考

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◆アート、クラフト、サイエンスの役割分担

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前回のPMスタイル考では、ヘンリー・ミンツバーグ教授の

経営とは、「直感(アート)」、「経験(クラフト)」、「分析(サイエンス)」を適度にブレンドしたものである

という指摘を取り上げ、バランスを取る方法として、コンセプチュアル思考が適していることを述べた。

【PMスタイル考】第138話:直感・経験・分析のバランスの取れた意思決定を行う
http://mat.lekumo.biz/pmstyle/2018/10/poste645.html

今回は、この議論をもう少し深めてみたい。

まず最初に、前回の記事に対していただいた質問、どういう風にアート、クラフト、サイエンスの3つの要素を使うのかという問題を整理しておきたい。

これがミンツバーグ教授のいうブレンドのポイントだと考えられるが、もっともオーソドックスなのは

(1)アートにより、ビジョンが生み出される
(2)クラフトにより、ビジョンが実現される
(3)サイエンスにより効率化されていく

という役割分担だろう。

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2018年10月29日 (月)

【PMスタイル考】第138話:直感・経験・分析のバランスの取れた意思決定を行う

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Tyokkan


◆MBAが会社を滅ぼす

ヘンリー・ミンツバーグ教授は「人間感覚のマネジメント」、「マネジャーの仕事」をはじめ、エクセントリックともいえる経営理論の著作で有名だが、その中でも世間を驚かせた一冊に

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方」(2006、日経BP社)

がある。この著書は従来のMBA制度を批判し、新しいコンセプトの制度を提案したもので、

経営とは、「直感(アート)」、「経験(クラフト)」、「分析(サイエンス)」を適度にブレンドしたものである

という認識のもと、サイエンスを重視するMBA制度から、クラフトやアートとサイエンスのバランスの取れたMBA制度にすべきだと述べたものである。

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2018年9月13日 (木)

【PMスタイル考】第137話:ベネフィットリアライゼーションマネジメント

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Benfit

◆プロジェクトで目的を実現するためのマネジメント

日経ビジネスのオンラインの記事に

「勉強不足の経営者、プロジェクトの失敗を防げず」

というタイトルで、PMI(プロジェクトマネジメントインスティチュート)のマーク・ラングレー プレジデント兼CEOのインタビュー記事が掲載されていた。全般的にはタイトルの通り、経営者向けにプロジェクトマネジメントの啓蒙を行う内容だったが、この中で、PMIの取り組みとして「ベネフィットリアライゼーションマネジメント(Benefit Realization Management)」というテーマを研究しているという言及があった。ベネフィットというのは目的のことで、ベネフィットリアライゼーションマネジメントは、プロジェクトで目的を実現するためのマネジメントということになる。

今回のPMサプリはこの議論をしてみたい。

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2018年8月28日 (火)

【PMスタイル考】第136話:高品質・低価格という発想を捨てる

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Kouhinsitu◆「高品質・低価格」による甘えの構造

「日本企業の生産性が低い背景にあるのが、高品質・低価格という価値観である。」

といわれると反論したくなる人も多いと思うが、今回のPMスタイル考はこの問題について議論してみたい。

業種に限らず多くの企業は、生産性を犠牲にしても「高品質・低価格」を実現すべきだと考えている。

これはこれで、一つの価値観・方向性であるが、問題はこれで甘えの構造ができていることだ。それは主に

・高品質・低価格を実現するには生産性が犠牲になるのはやむをえない
・新しいものより、高品質・低価格が重要だ

の2つである。

現実には、高品質・低価格は求められていないことが多くある。いくつかのパターンがあるが、その中には、提供者がひたすら高品質・低価格の重要性を主張し、消費者を洗脳してしまうといったパターンもある。まさに甘えの構造ができてしまっている。

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