【PMスタイル考】第136話:高品質・低価格という発想を捨てる
バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9747239/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「日本企業の生産性が低い背景にあるのが、高品質・低価格という価値観である。」
といわれると反論したくなる人も多いと思うが、今回のPMスタイル考はこの問題について議論してみたい。
業種に限らず多くの企業は、生産性を犠牲にしても「高品質・低価格」を実現すべきだと考えている。
これはこれで、一つの価値観・方向性であるが、問題はこれで甘えの構造ができていることだ。それは主に
・高品質・低価格を実現するには生産性が犠牲になるのはやむをえない
・新しいものより、高品質・低価格が重要だ
の2つである。
現実には、高品質・低価格は求められていないことが多くある。いくつかのパターンがあるが、その中には、提供者がひたすら高品質・低価格の重要性を主張し、消費者を洗脳してしまうといったパターンもある。まさに甘えの構造ができてしまっている。