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2016年3月

2016年3月15日 (火)

【コンセプチュアルスタイル考】第21話:多様な意見を統合した新しいアイデアを生み出す

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9984019/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Term

◆ダイバーシティの実現できない理由

この数年、ダイバーシティが注目されています。さまざまな価値観や意見を持つ人とが集まることがチームやプロジェクト、組織の成功要因だと考えられるようになってきています。

ところが、口でいうのは簡単なのですが、現実にはなかなかダイバーシティーの高いチームというのはできません。理由は2つあって、一つは気持ちの問題です。

どうせ仕事を一緒に仕事をするなら、価値観や考えの合う人としたいという気持ちは誰もが強いものです。このような気持ちが障害になっているようです。そしてもう一つはもっと現実的な問題で、考えが対立したときに誰もが納得のいく結論が出せないという問題です。

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2016年3月11日 (金)

【コンセプチュアルスタイル考】第20話:データと言葉を関連付けて考える

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9984019/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Moji1

◆データを言語化し、本質を表現する

コンセプチュアルという言葉からは概念的な表現を連想するかもしれないが、コンセプチュアルのポイントの一つは、データと言語表現の関連付けです。そもそも、コンセプチュアルとは状況や対象を一言でいうことで、データが並んでいる状況を一言でいうこともコンセプチュアルになるわけです。

特に、目標を立てて仕事をする場合には、目標は計測可能なものであることが望ましいわけで、したがって、数値で表現され、データとして蓄積され、分析の対象になります。つまり、データから何かを考えたり、決めたりするときには、言語化することが不可欠です。

そして、以降は言葉を使って思考を行います。その意味で、言葉として表現することはコンセプチュアルな仕事術の基本中の基本だともいえます。言語化するとは、データに隠されている本質を言葉で表すことに他なりません。



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