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2015年5月

2015年5月16日 (土)

【プロデューサーの本棚】いま、イノベーションはブームなのか

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イノベーションは常にブームであるという人もいる。確かにこの20年を考えてみても、イノベーションが言われなかった時期はないだろう。

ただ、今年に入って本当にイノベーションの本がたくさん出ている。最近、びっくりしたのは、伊丹先生が書かれたこんな本まで出てきたことだ。

伊丹 敬之「先生、イノベーションって何ですか?」、PHP研究所(2015)

イノベーションの本はたいてい経営者、経営スタッフ、マネジャー向けである。ただ、実際に取り組むには、組織の全員が理解する必要がある。それに応える本を作った出版社に敬意を表する。

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2015年5月10日 (日)

【コンセプチュアルスタイル考】第12話:5つの軸について考える(3)~主観なくしてダイバーシティなし

バックナンバー https://mat.lekumo.biz/pmstyle/cat9984019/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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◆主観と客観

抽象と具象、直観と論理に続く3番目の軸は主観と客観です。

一般的にビジネスや仕事の中に主観を持ち込むことはよいことだとされません。この是非については後で議論しますが、その前に客観的であるとはどういうことか考えてみましょう。

辞書(大辞泉)を引くと

1 主観または主体を離れて独立に存在するさま
2 特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま

とあります。客観的の逆は主観的ですが、主観的であるとは

1 表象・判断が、個々の人間や、人間間の心理的性質に依存しているさま
2 自分ひとりのものの見方・感じ方によっているさま

とあります。つまり、客観的であるというのは自分の立場にとらわれないで、物事を見たり、考えたりするということです。逆に主観的に考えるというのは自分の立場から物事を見たり考えたりするということになります。

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