PMstyle 2024年4月~7月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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2013年11月

2013年11月25日 (月)

【新規講座】コンセプチュアルな計画とそのポイント

Keikaku4PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

本日は、講座リニュアルのお知らせです。コンセプチュアルスキル講座の中でもっとも古くから実施している「計画力講座」をタイトルも含め、全面リニュアルしました。新しいタイトルは

「コンセプチュアルな計画とそのポイント」

です。

計画というと

・根拠(論理性)
・精度
・積み上げ

というような言葉が連想されます。

しかし、事業やプロジェクトにおける計画ではこれらはあまり現実的なものではありません。たとえば、定常的な業務をプロジェクトとして行っているITプロジェクトですら、計画はプロジェクトマネジャーの勘に頼っている部分が多々あります。見積もりなどの手法があり、業務標準が決まっているにも関わらずです。

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【ご案内】「コンセプトの時代」の仕事術を学ぶ

Concept103この数年、人間とコンピュータ(ロボット)が仕事を争うという議論が盛んになる一方で、ダニエル・ピンクに代表されるように

ロジカルで直線的な能力を基盤にする「情報の時代」から、創意や共感、総括的展望を基盤にする「コンセプトの時代」に変わる

という見方が増えています。このような時代でビジネスマンがこれまでと同じような付加価値を生み出すには

(1)「他の国、特に途上国にできること」は避ける
(2)「コンピュータやロボットにできること」は避ける
(3)「反復性がある」ことも避ける

の3つを徹底する必要があると言われています

※ダニエル・ピンク(大前 研一訳)「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」、三笠書房(2006))

この3つを実現するには、コンセプチュアルな仕事をすることが必要になります。

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2013年11月18日 (月)

【新講座紹介】プログラムデザインワークショップ

PMstyleプロデューサーの好川哲人です。今日は下期からの新講座のご案内をさせて戴きます。

イノベーションや製品マネジメント、スタートアップをはじめとして、事業や業務をプログラムとして行う機会が増えています。

そこで、PMstyleではプログラムやポートフォリオマネジメントの講座を新たに実施することとなりました。下期に実施するのは以下の3テーマです。

・プログラムデザイン
・プログラムマネジメント基礎
・ポートフォリオマネジメント

PMAJやPMI(R)でもプログラムマネジメントについての標準を提示していますが、もっとも重要なポイントはプログラムとプロジェクトのデザインです。


Program_campusプログラムは時間的にも長い活動になりますので、しっかりとしたデザインが大きな成功要因になります。このワークショップはPMstyleが開発したプログラムキャンバスを使ったプログラムデザインを体験するワークショップです。

プログラムキャンバスは、

(1)最適化のキャンパス
(2)価値のキャンパス
(3)ベネフィット

からなり、最適化のキャンパスは

・プログラムアークテクチャー
・プログラムシナリオ
・リソース
・投資

の4要素からなります。 

価値のキャンパスは

・ミッション
・ゴール
・製品・サービス
・収益

の4つの要素からなります。


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2013年11月10日 (日)

【PMスタイル考】第73話:多様性について考える

Tayo◆形だけの多様性は邪魔になる?

今回はイノベーションのニーズの高まりとともに関心の高まっている多様性について考えてみたいと思います。

組織が創造性を持つには多様性が必要だと言われるようになってきました。ところが、一方で、よい仕事をするには決まったメンバーで行うことが望ましいと言う意見も根強くあります。この矛盾は仕事の性格の問題によって引き起こされる場合もあります。つまり、高い成果品質を求められる仕事では多様性は必要なく、新規性の高い成果を求められる仕事では多様性は重要であるということなのかもしれません。

ただ、一概にそれだけとは言えない部分もあります。それは「多様性」という言葉のイメージの問題です。仕事がら、多様性のあるプロジェクトに関わることがありますが、そこで実現されているのは、いろいろな専門家を集めてくるとか、外国人や女性を入れるといった多様性です。

こういった多様性を山口 周さんは「属性」の多様性と呼んでいますが、日本人は属性の多様性を実現すれば、多様な考えが生まれ、多様な行動に結びつくと考えている節があります。これは第71話で取り上げた問題の一つでしょう。

これが正しくないことは転職した人を見ているとすぐにわかります。転職して1年もすれば、おそらく外部者には分からないくらい組織に同化してしまいます。実に興味深いのは、外国人でもある程度この傾向がみられることです。

このような現実を見ると、属性を多様化してもそれから創造は生まれないことは明らかですし、このような多様性はどのような性格の仕事においても邪魔になるのではないかと思います。


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2013年11月 6日 (水)

【新講座紹介】イノベーション力を身につける

NageruPMstyleプロデューサーの好川哲人です。

今日は、下期より始めた新しい講座「イノベーション力を身につける」のご紹介です。

情報交換をしていてイノベーションの話になることが多い今日このごろですが、どうもイノベーションに対するイメージは現場と経営スタッフで温度差があるようです。

経営スタッフは、イノベーションはこれからの企業存続の鍵だと考えている人が多いと思います。実際にその通りだと思います。

戦略=イノベーション

と捉えている企業がどんどん増えているように感じます。また、IT業界では

ソリューション=イノベーション

だと考える人が増えているように思います。また個人でも

リーダーシップ=イノベーションを起こす力

だと捉えている人が増えてきました。

一方で、現場の人は、押しなべていえば否定的です。

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【プロデューサーの本棚】イノベーションの神話

4873113458スコット・バークン(村上雅章訳)「イノベーションの神話」、オライリー・ジャパン(2007)

イノベーションプロジェクトのマネジメントの勉強をするのに何か一冊、本を選ぶとすれば、文句なしに、「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」を選ぶ。

こんな内容の本だ。

スコット・バークン(村上 雅章訳)「アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法」、オライリー・ジャパン(2006)

今回紹介するのは、この本の著者であるスコット・バークンが独特の視点でイノベーションの陰に隠れた真実を引き出そうとした一冊。

改めて読んでみると、非常に的確なイノベーション観であり、「今、読むべきイノベーション書のナンバーワン」ではないかと思ったので、改めて紹介することにした。どのような形にしろ、イノベーションに関わっている人にはぜひ読んで欲しい。

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2013年11月 5日 (火)

【お知らせ】「PMstyleコンセプチュアル仕事塾」参加者募集

Concept101PMstyleプロデューサーの好川哲人です。

PMstyleでは4月からから「コンセプチュアルスキル講座」を始めました。おおむね好評を戴いておりますが、「本質を学ぶ」ことが「ウリ」なんだから本質だけを教えてほしいという声が多くあり、そのご要望にお応えすることにしました。

これが9月の初旬のことで、そこから、本質の抽出に苦労していましたが、やっと、決めてプログラムにしました。

今回、コンセプチュアルスキルの本質を

・本質を見極める
・データと言葉(論理)を関連付けて考える
・コンセプトを作る
・抽象的に考え、具体的に行動する
・直感を活かし、俊敏な意思決定をする
・対立関係を統合し、互恵関係を作る

の6つだと考え、これをベースにしたワークショップとしました。

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2013年11月 3日 (日)

【プロデューサーの本棚】ユーザーイノベーション: 消費者から始まるものづくりの未来

4492533354_2小川 進「ユーザーイノベーション: 消費者から始まるものづくりの未来」、東洋経済新報社(2013)


紙版><Kindle版

メーカーだけではなく、ユーザーもイノベーションを起こすことができるとする「イノベーションの民主化」という研究分野の第一人者である小川進先生が、ユーザーイノベーションの位置づけを整理し、イノベーションの民主化の動向を解説する一冊。


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2013年11月 1日 (金)

【ご案内】PMstyleマネジャー向けの講座

Manager4PMstyleプロデューサーの好川哲人です。今日は、PMstyleのマネジャー向け講座についてご紹介したいと思います。

マネジャー向けの講座として提供しているのもには以下の3種類あります。

(1)現在マネジャーの人を想定している講座
(2)これからマネジャーになる人も想定している講座
(3)主にマネジャーが使う専門知識だが、マネジャー以外の人も必要とすることがある

まず、2009年から行っています

「マネジャーのためのプロジェクト管理講座」

がありますが、この講座は(2)の講座です。これからマネジャーになる人にも役立ちます。今年はすでに2回終わっていますが、2月か、3月に新年度からマネジャーになる人のためにもう一度、開催できればと思っています。

今年から、この講座の各論の公開講座化を始めました。基本的にはコンサルで行っている内容を公開するものです。

この講座の本論の内容は、

1.組織の方針をプロジェクトにより実現する
2.管理下のすべてのプロジェクトを成功させるために
3.現在の成果を上げながら、将来への投資をする
4.プロジェクトに適した人材育成と風土づくり
5.プロジェクトスポンサーシップを身につける

の5つです。


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