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2012年7月

2012年7月26日 (木)

【PMスタイル考】第50話:プロジェクトリーダーとして何をもたらしたいのか

◆プロジェクトリーダーは割にあわない

MokutekiPMスタイルプラスも今回で50回になります。小さな節目ですので、今回は少し大きな問題として、リーダーのあり方を考えてみたいと思います。

プロジェクトリーダーを引き受けると、割に合わないという話があります。

権限がない割には苦労が多く、成果を上げるのが当たり前だとされ、報われず、プロジェクトが終わったら疲れ果てている。

このような先輩の苦労を見ている部下たちは、自分はプロジェクトリーダーなどやりたくないと思うようになるとも言われます。なぜ、そのように考えてしまうのでしょうか?

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2012年7月13日 (金)

【PMスタイル考】第49話:シンプルであるために

◆iPhoneやiPadはなぜシンプルなのか

Simple2シンプルというスタイルについてずっと書きたいと思っていましたが、難しいので躊躇していました。ケン・シーガルのThink Simpleという本を読んでいたら、何となく、考えがまとまってきたので、一度、チャレンジしてみたいと思います。

ケン・シーガルの本とは関係なく、シンプルというと真っ先に頭に浮かんでくるのは、スティーブ・ジョブズであり、アップルであり、iシリーズです。iPhoneやiPadはどうしてシンプルなのでしょうか?

この問題を考えるには、なぜ、ものごとが複雑になるかを考えてみる必要がありそうです。なぜ、複雑になるのか?

iPhoneが誕生したときに、話題になったのはボタンが一つしかないということでした。これは、ユーザがマニュアルを見なくても使えるということへのこだわりでした。ハードのボタンが2つあれば、まず、その機能を理解しなくては使えません。本当はボタンをつけたくなかったのではないかと疑りたくなります。

ここで注意したいことは、ボタンが一つだからシンプルになったのではないことです。たとえば、マウスのように、ボタンを1回押したら○○の操作で、2回押したら△△の操作でと、状態を持たせることもできるわけです。

シンプルである理由は、ユーザがマニュアルを見なくても使えるという方針にこだわったことです。蟻の一穴という言葉がありますが、シンプルはまさにこれで、例外を認めた瞬間にシンプルではなくなります。

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2012年7月11日 (水)

【プロデューサーの本棚】ハーバード・ビジネス・レビュー 2012年 08月号 「イノベーション実践論」

B008D3GAWSHarvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 08月号
「イノベーション実践論」


ハーバードビジネスレビュー、待望のイノベーション特集です。読み応えがある論文が並んでいます。「模倣の経営学」の井上先生の論文も採録されています。

じっくり読んでみてください。

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