PMstyle 2024年4月~6月Zoom公開セミナー(★:開催決定)

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2006年9月

2006年9月27日 (水)

pmstyle.bizアンケート中間結果

pmstyle.bizで実施しているアンケートの中間結果です。コメントするとバイアスが乗るので、コメントはしません。現場を見ている実態が出ていると思います。

■回答者業種ベスト3
 (1)IT 52%
 (2)製造業 26%
 (3)コンサルタント業 5%

※だいたい、こちらで把握しているメルマガ読者の傾向に似ています。

■職種ベスト3
 (1)プロジェクトマネジャー 32%
 (2)エンジニア 22%
 (3)支援スタッフ 14%

※これも、メルマガ読者の傾向ですが、支援スタッフが増えてきました。

■プロジェクトマネジャー育成に重要な一手 ベスト3
 (1)経験 54%
 (2)上司、メンターの指導 21%
 (3)コミュニティ活動 8%

※む~、これについてはそのうち、記事を書きましょう。

■研修日数
 (1)3日以内 40%
 (2)なし 30%
 (3)5日以内 20%
 (4)6日以上 10%

※むう~、研修は受けないという人が2位で、全体の30%いらっしゃいます。

■受講したことのある研修ベスト3
 (1)PM基礎知識 23%
 (2)PMBOKなどの標準手法 19%
 (3)リスクマネジメントなどの個別テーマ 16%

※だいたい、予想通りですね

自分の考えは違うという人はぜひ!
 http://www.pmstyle.biz/20060810.htm

10月4日までやっています!

2006年9月 5日 (火)

なぜ、プログラムマネジメントなのか

◆ITにおけるプログラムマネジメントの適用事例

最近は企業統合が珍しくなくなっている。この際、たいてい問題になるのが、情報システムの統合である。例えば、東京三菱とUFJの経営統合ではまさに、情報システムの統合スケジュールが問題になり、監督官庁も絡んで経営統合のスケジュールそのものが二転三転したのは記憶に新しい。

この例からも分かるように、規模の大きなプロジェクトの情報システムを統合しようとすれば、数十の情報システムを統合しなくてはならないことは珍しくない。このようなときに、これを一つのプロジェクトとして行うと2~3年では到底完了しないだろう。それゆえに、このようなプロジェクトでは、全体をプログラムとして管理し、プログラムマネジメントを実施するのが当たり前になっている。

◆リードタイムの短縮を実現するプログラムマネジメント

このような話は、決して、経営統合の際の情報システムに限ったことではない。ライフサイクルがどんどん短くなっている最近のビジネスでは、工法やプロセスの工夫では思ったようなリードタイムの短縮ができず、課題をプログラムとして捉え、並列的に実行することにより、リードタイムの短縮を図ることは珍しくなくなってきた。

製品開発の世界では、従来よりコンカレントエンジニアリングという手法でリードタイムの短縮を図ってきた。コンカレントエンジニアリングは企画・開発から販売・廃棄にいたる製品ライフサイクルの全フェイズに関連する部門が、製品の企画や開発、設計などの段階に参加・協働し、同時にプロセスを進めていく開発手法である。これもある製品を開発するという一つのプロジェクトであるが、プログラムとして扱い、マネジメントを行っている。

◆プログラムマネジメントと分散マネジメント

企業の戦略があって、その戦略を実行するためにどのような課題があるかが決まる(戦略課題)。この戦略課題を実際のアクションに落とすものがプログラムであり、プロジェクトのコントロールの対象は戦略に対するベネフィットになる。そして、ベネフィットを最適化するために、複数のプロジェクトをデザインし、実行していく。

これが、P2Mなどで言われているプログラムのイメージであるが、プログラムはこのような形だけではなく、上のような形態が増えている。一方で、プログラムにすればスムーズに進むプロジェクトを強引にプロジェクトとして実行しようとして失敗している事例も目立つ。

SIプロジェクトでは何らかの形で並列開発をすることが多くなっているが、これをプロジェクトをみなして開発すると必ずといってよいくらい失敗している。スケジュール的に無理があり、タイムマネジメント、リソースマネジメントが破綻をきたしている。このようなケースはプログラムとしてマネジメントしていかないとうまく行かない。

その意味で、プログラムマネジメントはプロジェクトマネジャーにとっても現実的で重要なマネジメント手法になってきている。大規模、納期の厳しいプロジェクトをマネジメントしなくてはならないプロジェクトマネジャーにとっては必須スキルだといってもよいだろう。

それだけではない。プログラムマネジメントはプロジェクトの分散型マネジメントという非常に興味深い枠組みも提供する。これについては次回!

◆セミナーのお知らせ

プログラムマネジメントセミナーを開催します。上に述べたようなリードタイム(納期)の厳しいプロジェクトをマネジメントしなくてはならないプロジェクトマネジャーの方はぜひ、この機会にプログラムマネジメントを習得してください。

また、プログラムの定義はPMOの必須スキルでもあります。PMOの方にもお奨めです!
〓【開催概要】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
 プログラムマネジメント
   ~複数のプロジェクトを同時に成功させる方法とそのポイント
  日時:2006年09月21日 10:00-17:00
  場所:全国農業共済会館3F テクノ研修センター(東京・千代田区)
  講師:好川哲人(プロジェクトマネジメントオフィス)
  詳細・お申込 http://www.pmstyle.biz/smn/mpm.htm
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【カリキュラム】
1.いかに複数のプロジェクトをマネジメントするか
2.マルチプロジェクトマネジメントに関するPMIの標準
3.プログラムマネジメントの概要
4.プログラムにおけるプロジェクト間のコンフリクトの解消
5.プログラムのプロジェクトのスケジュール管理とリソース管理
6.プログラムのリスク管理
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2006年9月 4日 (月)

pmstyle.biz1周年アンケートプレゼントについて

2006年9月4日~10月4日にかけて、pmstyle.bizのアンケートを行っています。

http://www.pmstyle.biz/20060810.htm

このアンケートで、9名様にプレゼントが当たりますが、内容の問い合わせがあったので、説明しておきます。

(1)アマゾンギフト券(3名様)

 説明に必要はありませんね。詳しくはこちらです。

(2)世界最小USBメモリ(好川の愛用品;その1)

ソリッドアライアンス株式会社の販売する世界最小USBメモリ「iDisk Diamond」

Solid_1_1

こんな感じです。

(3)ロディア限定セット(好川の愛用品;その2)

ロディアは知る人ぞ知るフランスのブロックメモの定番。そのロディアの限定ボックスです。紙製のロディア型ボックスに入ったロディアボックス。ロディアファンならなんとしてもほしい一品。

Rodia1 Rodia2 
蓋を開けると中からおなじみのロディアが4冊と消しゴム付き三角軸のロディア鉛筆が2本入っています。

セット:ロディアNo.11×2
    ロディアNo.8×1
    ロディアNo.16×1
    鉛筆×2