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2006年7月 5日 (水)

PMコンピテンシー強化術(3)~PMコンピテンシーの学習ステップ

◆コンピテンシーの学習ステップ

前回は、思考習慣や行動習慣がスキルを成果に結びつけるキーになるということを説明した。では、自分が必要だと思う思考や行動を習慣化するにはどのようにすればよいだろうか?言い換えると、それらをコンピテンシーとして学習していくにはどうすればよいか?

コンピテンシーの学習には、いくつかのステップがある。その流れはおおよそ以下の5つのステップである。

1)コンピテンシーの理解
2)実経験での認識
3)ソリューションの構築
4)ケーススタディ
5)スキル実践

コンピテンシーの学習(あるいは習慣化)は自分の抱える問題の解決を目的として行われることが多い。たとえば、スコープクリープが起こることが多いことを自身のプロジェクトマネジメントの問題点として認識しているとすれば、それを改善することがコンピテンシーの開発動機になる。

◆コンピテンシーの理解

そこで、まず、必要となるのが、今から自分が開発しようとするコンピテンシーが、どのような状況で、どのような問題解決に役立つものであるかを理解する。上の例でいえば、「プロジェクトの目的を常に意識し、行動に反映する」というコンピテンシーが身につけば問題が解決できると予想される。このコンピテンシーはたとえば、

何か判断に迷う状況に直面したときに、目的を意識的に思い出し、その目的達成のための自分の責任を確認し、自分の責任を全うする行動をとる

のように理解できる。また、この際に、コンピテンシーを構成するコンピテンシーモジュールを理解する。

◆実経験での認識

次に、この理解を自分の経験に当てはめてみる。

<状況>
スケジュールが遅れ気味だか、現在までのコストがオーバーしている。要員を追加投入したいが、投入すると確実にオーバーする

<行動>
このプロジェクトの目標は商品売価に影響を与えないコストで、環境法制対応をすることであったのを思い出し、コストに影響を与えない遅延の解消方法として、1ヶ月納期を遅らせる

といった感じである。

◆ソリューションの構築

学習するというのはこのような行動を抽象的な行動パターン(ソリューション)に落とし込んでいくと同時に、そのパターンを確実に実行できるようにすることを意味している。たとえば、上のコンピテンシーであれば、

S1:プロジェクトの目的を再確認する
S2:目標を設定する
S3:行動を計画する
S4:行動する
S5:行動の目的への貢献を評価する

といったソリューションが考えられる。パターンを確実に実行できるようにするためには、このようなソリューションをツールに落とし込んで使っていくとよい。

◆ケーススタディ

次にそのツールを使って、過去に経験した問題に対して、ソリューション適用のケーススタディをしてみる。場合によっては、ソリューションの見直しを行う必要が生じる。

◆実践

実際にプロジェクトの中でソリューションを適用しながら、コンピテンシーを開発していく。

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