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2013年10月 8日 (火)

ユーザー・ファーストというコンセプト

4798130923アーロン・シャピロ(萩原 雅之監訳、梶原 健司、伊藤 富雄訳)「USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略」、翔泳社(2013)

お奨め度:★★★★★

紙版><Kindle版

顧客主義ではなく、デジタル時代の卓越した企業の基本理念になると言われるユーザーファーストというコンセプトを示した一冊。

しっかりとした概念構築の上で、デジタル時代を勝ち抜いてきたさまざまな企業の事例を示しているので、コンセプトも分かりやすいし、実践の方法もイメージしやすい。


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2013年1月 2日 (水)

【ランキング】2012年売れ筋ベスト10

Best102012年、ビジネス書の杜で一番たくさん売れた本は、ケン・シーガルさんの「Think Simple」でした。ジョブズやアップルの思考規範や行動規範を書いた本ですが、切り口が素晴らしく、面白く読めて、役立つ一冊です。上半期も1位でしたが、年間を通して売れました。

第2位はwiredの前編集長であるクリス・アンダーソンさんが、自分の経験をもとに、新しい製造業の姿を描いた一冊です。昨年は3Dプリンターの低価格化などでパーソナルファブリケーションに関心が高まりましたが、パーソナルファブリケーションをどのように事業に成長させていくか、とくにオープンソースの環境を前提にしていくMAKERSは今年、いよいよ、本格的な動きになってくると思われます。このような時代の変化についていくために、製造業の人はぜひ読んでおきたい本です。

第3位は、エリック・リースさんのリーンスタートアップです。世間的には結構売れた本だと思いますが、ビジネス書の杜ではあまりランキングに出てこなかったのでふたを開けてちょっとびっくりの一冊でした。リーンスタートアップもイノベーションへの新しいアプローチとして注目を浴びましたが、今年はいよいよ、本格化するのではないでしょうか?その意味で、読んでおきたい一冊です。

というわけで、今年も1~3位はすべて翻訳ものでした。4位以下を含めたベスト10は以下の通りです。なお、今回のランキングにはKindle版が含まれています。Kindle版だけのベスト5はこちらにあります。

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2013年1月 1日 (火)

【ランキング】2012年 Kindle本ベスト5

Kindleあけましておめでとうございます。今年は、年間ランキングの発表の前に、Kindle版のランキングを発表したいと思います。11月と12月の数字になります。

12月のベスト3で、さっそく、Kindle版のない本が、紙本で2位で、合計では3位という現象が起こりました。今年は、Kindle版の動向がランキングを左右するようになるのでしょう。

【第1位】MAKERS―21世紀の産業革命が始まる

【第2位】これだけ! PDCA

【第3位】「超」入門 失敗の本質

【第4位】これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

【第5位】イノベーションのジレンマ

2012年12月23日 (日)

Kindleで本を読もう!15冊でKindle購入費用を取り戻す読書ガイド

Kindle普段は忙しいので、年末年始にはまとめて本を読もうと思う人も多いと思います。今年は、Kindleが出てきたので、Kindleを買って、元を取る読書法をご紹介します。

まず、Kindleを買います。Kindleはいろいろと出ていますが、本を読むだけなら、目に優しく、バッテリーも長持ちするKindle Paperwhiteがお勧めです。このKindleが7,980円。

Kindle Paperwhite

で、本ですが、大多数の本は、Kindle版の方が安い。その差額でKindleの元を取りましょう。30代、マネジャー予備軍のビジネスパースン向けに読書プランの一例をご紹介します。本格的な本でまとめてみました。

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2012年12月18日 (火)

ミドルリーダーのための「君主論」

4478021473冨山 和彦「結果を出すリーダーはみな非情である」、ダイヤモンド社(2012)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★

ボストンコンサルティングと産業再生機構というある意味で両極端なキャリアを歩み、さまざまなタイプの企業を知り尽くした冨山和彦さんのミドルに向けたリーダー論。組織の歯車としてのミドルマネジャーではなく、次の経営を担う「ミドルリーダー」を目指す人は必読の一冊。

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2012年12月 6日 (木)

技術ではなく、文化を開発する

4492522050三宅 秀道「新しい市場のつくりかた」、東洋経済新報社(2012)

お奨め度:★★★★★

紙版><Kindle版

新しい商品や市場を作る際に、技術から決める技術神話から卒業し、文化を開発するという発想で取り組むことの重要性を説いた一冊。非常に多くの事例(ストーリー)や薀蓄を使って、言いたいことを説明をしているので、ストーリーを楽しみながら読める。

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2012年12月 1日 (土)

PDCAの回し方を徹底的に理解する

4799101307川原慎也「これだけ! PDCA」、すばる舎(2012)
紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★

マネジメントに関わる人であれば、PCADは誰でも知っている。非常にシンプルな手法であるが、意外と深く、深みの部分で効果が決まる。その深みの部分を徹底的に解説した一冊。マネジャーは必読。

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2012年11月24日 (土)

新カテゴリー「kindle」を作りました

Kindle新しいカテゴリー「kindle」を作りました。kindleで提供されている書籍です。とりあえず、これまでの記事から、ピックアップしています。
https://mat.lekumo.biz/books/kindle/

kindleをお持ちでない方はこちらから。
kindle paperwhite

2012年11月23日 (金)

モノのインターネット化が社会を変える

4140815760クリス・アンダーソン(関美和訳)「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」、NHK出版(2012)
紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★+α

MITメディアラボの初代所長であるニコラス・ネグロポンテが1990年代に、雑誌「wired」上で、「アトムからビットへ」を提唱した。アトムとビットはたとえば、ハードウエアとソフトウエアを意味している。

それから、20年近くになるが、もののインターネット化が進み、アトムとビットの境界があいまいになってきており、それは製造業に大きな影響を与えている。元wiredの編集長であるクリス・アンダーソンは、このような現象を「メイカー・ムーブメント」と呼び、一冊の本にまとめた。

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2012年7月10日 (火)

シンプルという哲学

4140815450ケン・シーガル(林 信行監修・解説、高橋 則明訳)「Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学」、NHK出版(2012)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★★+α

facebookページ:「「シンプル」に忠誠を尽し、複雑さと戦う

アップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターであるケン・シーガルが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。多数あるアップル本、ジョブズ本とは一線を画しているのは、ケン・シーガルのデルなど他の企業における経験の紹介がスパイスのように効いている点だ。

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