ビジネス小説 Feed

2014年2月12日 (水)

ギブ&ギブンのための5つの法則

4903212483ボブ・バーグ、ジョン・デイビッド・マン(山内 あゆ子訳)「あたえる人があたえられる」、海と月社(2014)

お奨め度:★★★★★

ギバー(与える人)をテーマにしたビジネス小説で、2007年の刊行以来、20か国以上で出版されているベストセラー。

いわゆる成功本ではなく、自分自身や人間関係のあり方、生き方そのものを見直す機会を与えてくれる本である。


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2013年12月30日 (月)

「イノベーションのジレンマ」以上のインパクト

4334929176楡 周平「象の墓場」、光文社(2013)

お奨め度:★★★★★+α

世界的なエクセレントカンパニーであるコダックをモデルにしたと思われるグローバル企業ソアラ社の日本法人を舞台にした小説。資本主義、企業文化、価値感、イノベーション、技術、組織と人などについて非常に深く考えさせられる一冊。

小説と調査に基づく学術書を比較すべきではないことは重々承知しているが、クレイトン・クリステンセン先生の「イノベーションのジレンマ」以上のインパクトがあった。

特に、小説(ストーリー)という形でしか書けないと思われる全体の構造が見事に書かれており、現場で起こる現象がなぜ起こっているかを、断片的なステレオタイプの指摘ではなく、コンセプチュアルに把握できる。イノベーションや変革に携わっている方すべてに強くお奨めしたい。


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2013年4月29日 (月)

日本型経営の神髄

4062175649 百田 尚樹「海賊とよばれた男」、講談社(2012)

お奨め度:★★★★★

出光佐三をモデルにした小説。主人公は異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造。これまで読んだ経済小説の中では間違いなくベスト。小説として脚色している部分もあるのだろうが、ほぼ、事実に基づいており、まさに事実は小説よりだ。

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2012年11月18日 (日)

リーダーとしての「あり方」を問う

4532171164池井戸 潤「七つの会議」、日本経済新聞出版社(2012)

お奨め度:★★★★1/2

パナソニックだと思われる企業ソニック社と、そのグループ会社である中堅メーカー「東京建電」を舞台にし、組織で働くというのはどういうことかを描いた小説。

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2011年5月29日 (日)

もし県庁職員がドラッカーの「非営利組織の経営」を読んだら

4048741829

有川 浩「県庁おもてなし課」、角川書店(2011)

 お奨め度:★★★★(注:小説としての評価ではありません、ビジネス書としての評価です)

有川浩さんの「恋する観光小説」。小説であるが、昨年から大ブレーク中の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」と同じくらい、ドラッカーのマネジメントの勉強になる。「マネジメント」だけでなく、マネジメントをベースにした非営利組織のマネジメントの勉強にもなる。

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2011年1月 6日 (木)

一階に現実、二階は夢

4093862923 池井戸 潤「下町ロケット」、小学館(2010)4093862923

「一階に現実、二階は夢。そんな人生を僕は生きたい」

そんな想いを持つ技術開発型中小企業の社長の奮闘を通して、日本を支える中小企業の技術経営の難しさと、おもしろさを描いた一冊。著者の池井戸氏は、三菱銀行の出身で、銀行や、大企業の考え方を熟知しており、リアリティのある状況設定と、それを打ち破っていく主人公の活躍に、技術経営の現実と本質を読み取ることができる。

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2010年5月 4日 (火)

ITマネジメントの世界を巡るリーダーシップの旅をする

482226243X ロバート・オースティン、リチャード・ノーラン、シャノン・オドンネル(淀川 高喜訳)「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」、日経BP出版センター(2010)

お奨め度:★★★★★

ITマネジメントのケースメソッドのためのケースブック。一般的なケースブックと趣を異にする点には、全体が、550ぺーじにも渡るストーリー仕立てになっていて、一つのストーリーによってITマネジメント全般にわたるケースセッションを実施できること。それから、もう一つはいくつかの章には、「知識」の提供をしていることがある。

この2つの特徴により、単にケースセッションの教材として使うことができるだけではなく、著者たちが勧めているように、(大学教員のようなプロのディスカッションリーダーがいなくても)自分たちで議論をしながら読み進め、その議論を通じていろいろな気づきを得るという使い方ができると思われる。

ストーリーそのものもおもしろいし、最後に、考えさせられるどんでん返しも準備されており、とりあえず、購入し、ビジネスストーリーを読む感覚で楽しんで読み、その後で、どう使うかを考えるという二度味わうことをお奨めしたい。

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2010年1月 2日 (土)

ドラッカー「マネジメント」の本質が理解できる、エンターテイメント

4478012032 岩崎 夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、ダイヤモンド社(2009)

紙版><Kindle版

お奨め度:★★★★1/2

放送作家から、ビジネスのマネジャーへという異色のキャリアを持つ著者が、ドラッカーの「マネジメント」を高校野球という舞台で実践する様子をエンターテイメントとして書いた一冊。

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2009年1月 4日 (日)

プロデュースの構造が理解できる

4396632983 楡 周平「プラチナタウン」、祥伝社(2008)
お勧め度:★★★★

年末に佐々木さんのプロデュース能力の本を紹介したが、プロデュースに対して一層の具体的なイメージを持ちたい方にはこの本をお勧めする。

人口1万5千人、税収6億円足らずの緑原町はご多分にもれずハコモノ行政の繰り返しで150億円もの負債を抱えていた。負債は周辺自治体の倍で、平成の大合併からもはじき出され、財政再建団体への道を一直線。そこに緑原町の出身で、日本一の商社四井商事で部長まで上り詰めるも出世の道を閉ざされた山崎鉄郎が、同級生のクマケンの頼みで町長となり、古巣とのコラボレーションで町を立て直していくという物語。

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